大谷にホワイトソックスが早くも関心。移籍時期は来年オフ説が定着?!
来年3月のWBCに向けて12日、東京ドームで開催された強化試合で、日本はタイブレーク方式の延長を制しオランダを9-8で破った。「6番・DH」で出場した日ハムの大谷翔平(22)は、ジャージェンス投手から5回、右中間へ国際試合初本塁打を放ち、敵チームを驚愕させたが、その見事な打撃に全米メディアも反応。 シカゴ・トリビューン紙は、この日、「マルチタレントの日本のスターが、もし、メジャーリーグに来ることになれば大きなヒットになるだろう」という見出しで、大谷の活躍を報じた。 記事では「日本野球のベーブ・ルースが、メジャーに来るかもしれない。現時点ではそのタイムテーブルは、ミステリーに包まれているのだが」という書き出し始まり、「大谷は、22歳の日本のスターで先発投手であり、指名打者でもあり、もし、彼の所属チームでもある日本ハムがポスティングすれば、大きな出来事になるだろう」と紹介した。 さらにメジャーの各球団が大谷の動向をどのように把握し、どのようなことが起こりそうかを予想して伝えている。「ほとんどの球団のゼネラルマネジャーは、最も早くポスティングされるとしても、来年のシーズンが終わってからだと考えている。しかし、もしも彼がこのオフにポスティングされるとすれば、ホワイトソックスを含む多くのチームが関心を持つだろう」と伝えた。 大谷が海外FA権を得るのは、あと5年が必要で2021年オフになる。それまでの移籍となると日ハムが容認してのポスティングということになるが、そのタイミングについて、メジャー球団のGMの間では、「早ければ来年オフ」という期限が定説となっているようで、しかもホワイトソックスはもう名乗りを挙げた。 同紙では、地元シカゴの野球ファンに説明するように「左打者である大谷は(日本シリーズを制した)日本ハムで22本塁打を放っていて出塁率と長打率の合計は1.004であり、リーグベストである。彼はまた投手としては防御率1.86、140イニングを投げて174三振を記録している。メジャーには、野手でありながら投手である選手はいない。また、投打の両方で卓越した選手といって名前を上げられるのはベーブ・ルースぐらいだろう。ルースは最終的には打者に専念するために、投手をあきらめているが」と、大谷の今シーズンの成績を振り返りながら、その活躍ぶりにベーブ・ルースを引き合いに出している。 そして、大谷がメジャーでも二刀流として通用するのか、どちらかに専念したほうがよいのかについても独自の見解を示した。