【新NISA】50歳から65歳までに「あと1000万円」つくるために毎月いくら積み立てたらいい?
【新NISA】50歳から65歳までに「1000万円」つくるのに必要な積立額はいくら?
ほぼ金利の付かない預貯金で50歳から65歳までに1000万円つくるためには、毎月約5万6000円を積み立てる必要があります。 では、新NISAを活用した”積立投資”では、毎月の積立額はいくら必要になるのか。 運用利回りによって必要な積立額が異なりますので、金融庁の「資産運用シミュレーション」で1~10%の運用利回り別にシミュレーションしていきます。 【運用利回り別】50歳から65歳までに1000万円つくるのに必要な毎月の積立額 ・1%:5万1516円 ・2%:4万7684円 ・3%:4万4058円 ・4%:4万635円 ・5%:3万7413円 ・6%:3万4386円 ・7%:3万1549円 ・8%:2万8899円 ・9%:2万6427円 ・10%:2万4127円 運用利回りが高くなるほどに、積立額は少額になっていきます。 ただし、リスクとリターンは背中合わせとなります。 10%のリターンが期待できるものは、10%の損失を被る可能性があることを理解しておきましょう。 ここまで、新NISAを活用した積立投資の必要積立額についてシミュレーションしてきました。 老後までたっぷりと時間があるとはいえない50歳代。 みんなはどれくらい貯蓄をしているのでしょうか。 次章で50歳代の貯蓄額を確認していきます。
【50歳代】平均貯蓄額と中央値はいくら?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より、50歳代の二人以上世帯と単身世帯の平均貯蓄額・中央値を見ていきましょう。 ●50歳代・二人以上世帯 50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情は次のとおりです。 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1147万円 ・中央値:300万円 【50代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表】金融資産を保有していない世帯を含む ・金融資産非保有:27.4% ・100万円未満:9.1% ・100~200万円未満:6.4% ・200~300万円未満:3.8% ・300~400万円未満:3.9% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:5.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:8.9% ・1500~2000万円未満:4.2% ・2000~3000万円未満:5.4% ・3000万円以上:11.2% ●50歳代・単身世帯 50歳代・単身世帯の貯蓄事情は次のとおりです。 【50歳代・単身世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1391万円 ・中央値:80万円 【50歳代・単身世帯の貯蓄額一覧表】 ・金融資産非保有:38.3% ・100万円未満:11.2% ・100~200万円未満:5.2% ・200~300万円未満:2.7% ・300~400万円未満:3.6% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:4.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:4.9% ・1500~2000万円未満:4.1% ・2000~3000万円未満:4.4% ・3000万円以上:9.3% 二人以上世帯、単身世帯ともに、「貯蓄ゼロ」の世帯が最も多いことが分かりました。 単身世帯においては約4割を占めています。 貯蓄事情は世帯によって異なるものですが、セカンドライフを迎える準備ができているといえる世帯はそう多くないようです。