カブス・今永昇太（提供・共同通信社）

　「ドジャース－カブス」（１０日、ロサンゼルス） 　カブスの今永昇太投手はメジャーワーストタイトなる１試合３被弾を許して７回３失点。大谷翔平選手は３打数ノーヒットに打ち取るなど、ドジャースが誇るＭＶＰトリオを無安打に封じ、１３勝目の権利を手にした。 【動画】今永お見事ＭＶＰトリオを無安打封じ！　大谷は一塁併殺斬り 　初回に大谷、ベッツ、フリーマンのＭＶＰトリオをわずか４球で三者凡退に仕留めた今永。だが１点リードの二回、先頭のエドマンに左翼席へ同点ソロを被弾してしまった。思わずマウンドで表情をゆがめた左腕。気持ちを切り替えて後続を打ち取ると、三回は無死一、二塁のピンチを招くも大谷を一ゴロ併殺打に仕留めるなど、無失点で切り抜けた。 　しかし四回、再びエドマンに勝ち越しソロを被弾すると、五回にはマンシーに一発を浴びてしまった。なおも２死から大谷の第３打席では右翼へ特大飛球を許したが、フェンス手前で失速。右飛に仕留めるも、マウンドを降りる際には表情を崩すことはなかった。 　六回は三者凡退に押さえ、クオリティースタートを達成した左腕。七回はパヘスを安打で出塁させるも、鮮やかな牽制球でアウトにした。ロハスには安打を許したが、２死からＫ・ヘルナンデスの右中間への大飛球をクロウアームストロングが好捕。思わずマウンドから両手をつきあげた。 　直後にドジャースのミスに乗じ、鈴木誠也のタイムリーなどで一挙３点を奪って試合をひっくり返したカブス。今永の粘りの投球が報われ、１３勝目の権利を手にした。