コスプレ日本代表"造形レイヤー"七星めろん「中学生の頃にいじめ、高校時代の出会いで殻を破れた」
造形のクオリティがさまざまなイベントで評価され、コスプレの祭典「世界コスプレサミット2022」(※コスサミ)の日本代表に抜擢された七星めろんさん。衣装や武器まで自身で作る“造形レイヤー”として活躍している七星さんは、対面インタビューに応じるのは初めてだという。国内にとどまることなく海外のコスプレイベントにもゲストとして呼ばれるようになったキッカケや、コスプレとの出会い、造形レイヤーとしての原点を訊いてみた。(前編後編の前編) 【写真】「世界コスプレサミット」日本代表、七星めろんさんのコスプレ&私服撮り下ろしカット【11点】 ――学生時代を振り返ってみて、どんな子供でしたか? 七星めろんさん 小学生の頃はすごい目立ちたがり屋で、でしゃばりでした(笑)。学級委員とかもめちゃくちゃやりたがる子で、根本は真面目なんですよね。授業中も積極的に手を挙げていましたし、学校も休まなかったです。1日でも自分が授業を聞けなくて、他の人が聞いているっていう状況が負けだと思っていました。置いていかれていることがすごいストレスで、不安というのもあって真面目に過ごしていましたね。 ――真面目な女の子だったんですね。 七星めろんさん 田舎の山の中で育ったんですけど、中学校も人が少ないんですよ。なので幼稚園から中学校まではエスカレータ式で上がったのですが、中学に入って早々にいじめられたんです。靴下にワンポイントが入ってるとか、みんなが持ってるリュックとは別で私だけがスクールバック持っているとか。 元々地毛がちょっと茶髪っていう本当にちっちゃいことで先輩から嫌われ、同級生は先輩に嫌われないように私から距離を置くみたいな軽いいじめでした。それもあって目立ちたがり屋な性格が一気に「目立ちたくない」になったんです。 ――今の活動からは、目立ちたくない人だとは想像できませんね。 七星めろんさん 当時、実はタレント志望だったんです。事務所に応募するとかはなかったけど、タレントとか芸能界の仕事をしてみたいというのが心の中にあった。でも出しゃばれない環境だから、静かに授業を受けていました。中学が一緒だった子が今私の活動見たらびっくりすると思う。