「Thunderbird 115.12.1」が公開 ~v115.12.0のリリースはスキップ
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v115.12.1が、6月19日(米国時間)に公開された。編集部にて自動更新機能によるアップデートは確認できなかったが、公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロードできることを確認している。本来であればv115.12.0が先にリリースされるはずであったが、なにかトラブルがあったようで、結局公開はされなかったようだ。 本バージョンでは、以下の問題が修正された。 ・サーバーからのPOPエラーメッセージが表示されない ・一部のOpenPGPメッセージが部分的に署名または暗号化されていると誤って報告される ・大文字と小文字を区別するメールアドレスの照合により、一部の暗号化メッセージで「Autocrypt」ヘッダーが欠落することがあった ・[表に変換]ダイアログの内容が正しくフォーマットされていなかった ・テーマ設定を開くと、現在のテーマが起動時のテーマに戻ることがあった 「Thunderbird 115.12」におけるセキュリティ関連の修正は、「Firefox ESR 115.12」と同じようだ。全8件の脆弱性が対処されている。最大深刻度は「High」。 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
窓の杜,樽井 秀人