【ボートレース】山口真喜子「ボートレース好きの父のゴリ押しで、自衛隊からボートレーサーに」〈前編〉
【女子ボートレーサー・インタビュー 山口真喜子(27=長崎)前編】 ――自衛隊に入った理由は 山口 地元の大村にもあったし、かっこいいなあと思って入ってみようと思いました。 ――自衛隊からレーサーに転身するきっかけは 山口 父がボートレース好きだったんです。その父にゴリ押しされて入りました。大村にもボートレースがあるとは知っていたけど、全然、見たことはなかったです。お父さんのゴリ押しが利いた感じですね。 ――実際にボートレーサーになって 山口 もう、楽しいです! 難しいけど、頑張った分だけ結果につながる。それで勝てたら楽しいなあって感じです。 ――2022年12月には25日に大村でF(フライング)。直後のからつでは29日、31日にF。年末の1週間で3本のF 山口 F3で2023年1月から8月まで7か月間、休みました。そこから考え方も変わりましたね。前まではスタートをバッチリ行こうと思っていた。それも大事だとは思うけど、ちょっと、そこの気持ちが強すぎました。 ――F3の影響は 山口 まだ、もどかしい部分はあって事故点が消えるまでは、もうFをしないように自分の中で抑えながら…。いつも前に前にと思ってしまうのでしっかり抑えていきたい思っています。今期(2025年前期級別審査期間=5~10月)で事故点が消えるので、またこれから頑張ろうという感じです。F3の事故点がやっと来期(2025年後期級別審査期間=11月~)から消えるので…。からつでもF2をやってしまって申し訳ないと思っています。それが一番の後悔だし、何か足かせにもなっているのでちょっと影響は大きいですね。 ――現在の考え方は 山口 スタートが行けなくても勝てるっていうことも、だんだん分かってきました。今後を見据えてって感じで変えていこうと思いました。今も怖くてスタートを落としたりだとか、スタートが遅れることも多いんですけど、その分、道中でいかに前を追うか。そういう練習をからつでもさせてもらったので、そこは今後にもつながるかなって思っています。 ――ターンの感触は 山口 ペラが合っていれば行けるけど、合っていない時のレースはめちゃくちゃです。そこは課題だな、と思います。ペラをうまく叩く技術が足りない。そこを磨いていきたいですね。 ――印象に残っている自分のレースは 山口 初優出をしたレースですね。(大村2022年11月10日準優9R2着)。5コースから2着で初優出だったんですけど、そのレースは初めての経験でうれしくてホッとした感じで印象に残っています。
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