夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
ガレージは鉄骨派か!? 木造派か!? あなたはどっち?
モトメンテナンス誌というバイクいじり専門誌を創刊したのが1995年のことでした。その1年ほど前、1994年の春に完成したのが、ぼくにとっては初のマイガレージになります。 【画像】リフターにも一工夫!! たぐちかつみさんのガレージを画像で見る(10枚) 実は、借家型のアパート住まいの時にも、大家さんから許可を頂き、庭先に軽自動車が1台入る、単管+クランプ+ポリカ波板を組み合わせたバラック的なガレージを建てたことがありました。
もちろん、引っ越す時には解体更地にしました。コンクリート敷き+布基礎を持つ木造建築で建てた旧ガレージが、ぼくにとっては初のマイガレージでした。 棚を吊ったり、作業台を作ったりなどなど、もの凄く改造し易かった記憶があります。木造建築というのは、様々な面で使い勝手が良く、ぼくにとっては、今考えれば理想的なガレージと呼べます。 その後、中古住宅を購入することになりましたが、購入条件は「ガレージを建てるだけのスペースが残っていること」でした。正直言って、バイクが第一優先で、住むための家=母屋のことなど、これっぽっちも考えていませんでした。 偶然見つけた中古物件は、築10年の木造住宅です。銀行から借金ができましたので、1997年の秋に購入しました。その1年後には、敷地内に現在のガレージを建てることができました。銀行からの借金追加になりましたが(追借金がなかなかできずに苦労しました……)、今となっては立派に建て過ぎた感もあり反省しています。とは言え、今更悔やんでも、何も始まりませんので、これからも「現状最善」の使い勝手を目指した、ガレージにしていきたいと思います。
建物外観ではなく、ガレージは中身で勝負
ガレージというのは、いわゆる「箱」のようなものであって、実は、箱作り以上に、中味の方がセンスを問われると思います。ぼくの場合は、メンテナンス撮影ありきのレイアウトなので、正直、今となっては「もっとこうしておけば……」といった部分もたくさんあります。
それでもガレージ企画(現在は内外出版社から「モトメカニック」のタイトルでバイクいじり専門誌を発行しています)に便乗して、ホームセンターで足場用単管の曲げサービスを利用しベンドパイプを購入。そのパイプでスペアタイヤやホイール置き場を製作しました。頭の上の無駄な空間が、整理整頓によって使い勝手が良くなりました。 また、所有車両が増えてしまった結果、撮影時にはバイクを屋外へ出さないといけないため、雨除けにも使える格安オーニングをガレージ入口の軒に取り付けています(個人責任に於いて日除けを雨除けにも使っています)。オーニングの下には大型バイクなら2台、原付クラスなら3台は入り、雨を凌げるようになりました。