成田空港の新滑走路、整備に着手 本格工事前の排水機能を構築
成田国際空港会社(NAA)は6日、空港の機能強化計画の柱となる新たな3本目のC滑走路(3500メートル)の整備に着手した。2029年3月末までの完成を目指す。本格的な工事に入る前段階の準備として、排水機能を構築する作業をスタートさせた。 千葉県芝山町にある、C滑走路新設に伴う拡張予定地の一画で、NAAの担当者のかけ声で重機が動き出した。工事で生じる泥水をためておける場所を設ける。 NAAによると、排水機能の整備は24年7月ごろまでに終えたい考えで、来年春ごろからは工事用の仮設道路造りを進める予定。ただ「本格工事が始まる時期は未定」(広報)としている。