大活躍中の女子プロのジュニア時代を振り返る! “いい意味”で 、武市の予想を裏切った(超えた)3選手を選出!
【2人目】プロ1年目で日本女子プロ選手権で勝った「川﨑春花プロ」
2人目は「川﨑春花プロ」だね。いや~正直言って彼女はオーソドックスで、とにかくそつがないスウィングだったけど、「これ ! 」っていう特筆する部分もなかったというのも本当のところです(失礼 ! )。
でも印象的だったのは、当時、中3にもかかわらずスウィングやギアの知識や理解度がバツグンに高かったことを覚えています。だって、スウィングを修正するときに骨格などの骨を意識して体を動かすっていうんだもん、そんな中学生なかなかいないよね(笑)。あと直接ゴルフの技術的な話とは関係ないけど、取材当時の話のなかで、「小学生時代に切磋琢磨していた子が、今はゴルフを辞めてしまったけど、いまも連絡を取ってたまにゴルフに誘ってます」って話をしてくれたのがものすごく印象的でした。 とても情にあふれた人間味のある素晴らしい人格を持った彼女がこうしてプロの世界で活躍しているのは、心から本当にうれしく思います。
期待を超えたジュニア②川﨑春花
“肋骨女王” こと川﨑春花 ▼取材 2018年・当時中学3年 2003年生まれ京都府出身のダイヤモンド世代。取材のとき、骨の動きを考えてスウィング、それも肋骨を意識して振っていたことから“肋骨王女”と命名。
「女性にはめずらしくスウィングやギアにこだわるゴルフ好きな子だったのに(笑)」武市
当時からアイアンはカーボンシャフトにして効率よく飛距離と方向性を求め、さらに骨格から考えてスウィング作りをするという変わった一面を持った中学生だったから、その印象に引っ張られていたので、まさかこんなトッププロになるなんて本当にビックリしたし、なんかメチャクチャうれしかったです。
【3人目】ツアー11勝。黄金世代筆頭「小祝さくらプロ」
最後は「小祝さくらプロ」ですね。彼女も川﨑プロと同じようにシンプルでそつのないスウィングで上手いっていう印象でしたが、ツアーでこんなに勝ちまくるなんて思わなかったよ(笑)。
運動オンチって言ってたから、取材のときちょっと小走りしてもらったんだけど「てかそれ欽ちゃん走りじゃん ! 真剣に走れよ ! 」って心のなかで思ったことを昨日のように思い出します(笑)。 お世辞にも運動神経が良いとは言えない彼女だったけど、ゴルフにおいてはまったく違ったのはインタビューしていて感じました。それは、自分がイメージしたように体を動かせるっていうの。てか、「だったらあの走り方は何だったんだ」と言いたくなるけど……(笑)。ゴルフに特化した才能があったんだと思うけど、もう11勝してるなんてスゴイとしか言いようがありません。