投げて打って楽しくプレー 久慈高野球部、園児招き交流
岩手県立久慈高硬式野球部が23日、近くの畑田保育園の園児を招いて野球教室を同高体育館で開いた。部員がキャッチボールやティー打撃などで園児と交流しながら、競技の楽しさを伝えた。 同高は来春の選抜高校野球大会21世紀枠の東北地区候補校。野球教室は、競技人口の減少を踏まえ、子どもたちが競技を始めるきっかけにしてもらおう―と、県高野連の取り組みの一環として実施した。畑田保育園からは年中、年長児21人が参加した。 会場では、園児たちがキャッチボールや的当て「ストラックアウト」、球座に置いたボールを打つ「ティー打撃」などに元気いっぱいに挑戦。高校生は投げ方や打ち方をアドバイスしたり、うまくできた時は褒めたりハイタッチしたりして、園児をもり立てていた。 参加した年長の大沢彩莉(あかり)ちゃんは「ボールを投げるのが楽しかった。小学生になったら野球を始めてみたいな」と目を輝かせた。野球部の山田千叶良(ちから)副主将(2年)は「優しくアドバイスするよう心がけた。先々に少しでも多くの子どもが野球を始めてくれればうれしい」と話していた。
デーリー東北新聞社