第71回マカオGP開幕間近、公道レースのため交通規制やバス路線の変更に要注意
マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典、マカオグランプリの開幕が間近に迫っている。今年(2024年)の第71回大会は11月14~17日の4日間にわたって開催予定。 マカオグランプリはマカオ半島に市街地中心部にある公道の一部を使用した「ギア・サーキット」(全長約6.2キロメートル)が舞台となることから、開催期間中は午前3時から当日のレース終了後しばらくまでサーキットに転用された道路が通行止めとなるほか、サーキット周辺で通行止めや一方通行の方向調整といった交通規制が実施され、多くの路線バスと統合型リゾート(IR)及びホテルのシャトルバスのルート、乗降場所が大幅変更となる。 マカオグランプリ組織委員会及びマカオ政府交通事務局、マカオ治安警察局などが11月7日に開いた合同会見で明らかにした内容によれば、迂回ルートへの変更、運行区間の短縮、バス停位置の移転の対象となる公共路線バスの路線数は全体の半数以上にあたる50路線に及ぶとのこと。このほか、2路線(2AS及びH2系統)については運休に。一方、グランプリ期間中限定で亞馬喇前地バスターミナル、綜藝館臨時バスターミナルとメインスタンド前の外港フェリーターミナル前をダイレクトで結ぶ無料バス12T、31T系統を運行するとした。 例年、グランプリ開催期間中のサーキット周辺は交通渋滞も激しさを増すため、市民や観光客の市内の移動に大きな影響が及ぶことで知られる。 混雑が予想されるのはマカオ半島北部と中央部、南部を結ぶ主要ルートにあたる羅理基博士大馬路、美副將大馬路、雅廉訪大馬路、俾利喇街、士多鳥拜斯大馬路で、過去の経験からキャパシティオーバーになる見通しとし、特に初日の14日が最も混雑するとの見通しを示した。交通のピーク時間帯は通常より前後それぞれ30分から1時間程度長くなる可能性があるとし、特に平日にあたる初日、2日目の通勤通学時は早めに出かけるよう呼びが行われた。 公共路線バスの臨時バス停及びルート、IR/ホテルのシャトルバス乗降場などについて、事前に交通事務局及び各施設のウェブサイトや現地の案内板などで確認しておきたい。