店内は薄暗く無音に。「 センサリーフレンドリー 」なショッピング時間を提供する食料品:新たな顧客層を呼び込める可能性も
導入業者が拡大する可能性
カンター(Kantar)の小売インサイト責任者のレイチェル・ダルトン氏は、この試みで小売業者が直面する可能性がある課題のひとつは、こうした早朝シフトに対応できるだけの従業員を確保することだと話した。また店舗内の従業員は、これらの指定された時間内に何をするべきについて研修を受ける必要がある。 それでも、ウォルマートのような大手業者がセンサリーフレンドリーな時間を標準のサービスにすることで、ほかの小売業者も同じことを始める可能性があると、ダルトン氏は述べる。海を越えた英国では、アルディ(Aldi)がすでにダービーシャー、ノッティンガムシャー、リンカンシャー、ヨークシャーの全域の100近くの店舗でセンサリーフレンドリーな時間のテストを開始した。このテストが成功すれば、英国内のすべての店舗でこのショッピング体験の運用を開始すると、アルディは述べている。 「さらに多くの小売業者が、この体験を店舗で実施するだろう。これによって、さらに店舗へのトラフィックが増えるだろう。静かに買い物ができると知った新しい顧客も引き入れられる可能性がある」と、同氏は述べている。 [原文:Why grocers are experimenting with sensory-friendly shopping experiences] Maria Monteros(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子) Image via Walmart
編集部