パリオリンピックへの切符は誰の手に?日本人選手の勝機は?「オリンピック予選シリーズ ブダペスト大会」BMXフリースタイルパークの見どころ
日本人出場選手:中村 輪夢 (所属:ウィングアーク1st)
BMXフリースタイル・パーク種目にて世界チャンピオンの経験を持つ日本が世界に誇るトップライダー。ワールドカップなどの公式戦をはじめ、X GamesやSimple SessionなどBMXの様々な世界大会でメダル獲得という快挙を残し、今年のパリオリンピックでもメダル獲得が期待されている彼。 2022年のUCIアーバンサイクリング世界選手権で優勝したことからオリンピック出場に向けては好位置につけておりトップ6に残れなくても出場の可能性が大いにあるが、上海大会では9位と本来の力を発揮できずに終わったため、今大会ではオリンピックに向けた前哨戦として世界最高難度トリックを含めて良い結果を残し夏の大舞台に向けて準備したいところだ。
日本人出場選手:溝垣 丈司 (所属:日本大学)
中村輪夢に続き、世界最高峰の舞台でも自分自身のスタイルをふんだんに盛り込んだライディングで会場を沸かす若手ライダー。フェイキーをはじめとした玄人向けのトリックと独特なセクションの使い方を含め、ストリート的な要素を取り入れた周りのライダーとは違うスタイルを追求することを軸に置いている彼。 最近はコンテストでもそのライディングが評価され、昨年2023年のUCIワールドカップシリーズ戦では準決勝進出を果たすなど成績を積み上げているところ。上海大会では15位で決勝進出を逃した。今回のブダペスト大会ではどんなライディングを見せるのか。
日本人出場選手:内藤 寧々 (所属: IPU•環太平洋大学)
今回日本人女子で唯一の出場選手となっている若きエース内藤寧々。現全日本チャンピオンの彼女は国内最高峰のエリートカテゴリーではもちろんのこと、ワールドカップシリーズでも上位で予選通過を果たすなど、パリオリンピックへの出場を見据えて力を着々と伸ばしている。 上海大会ではミスもあり思ったようなスコアを残すことができず全体16位で決勝進出を逃した。そして今大会は本当の意味でラストチャンス。中国選手たちが台頭しアジア内でも難しい戦いになっているがどんな巻き返しを見せてくれるのか。
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