トランプ氏政策の経済への影響、判断は時期尚早=FRB議長
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は18日、トランプ次期大統領が提案する経済政策が経済にどのような影響を与え、それがFRBの政策選択にどのように影響するかを判断するのは「時期尚早」という認識を示した。 パウエル議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、現時点では「いかなる結論を出すのも時期尚早だ。どの国からどの製品に、どのくらいの期間どの程度の規模で関税が課されるのかは分からない」と述べた。 エコノミストの間では、トランプ氏が目指す関税や移民政策によってインフレが押し上げられる公算が大きいという見方が台頭する中、パウエル議長は「急がず、時間をかけて」状況を見極める必要があると述べた。