AI処理性能が従来の600倍に 独自NPU搭載のSTM32マイコン
複数人のリアルタイムモニタリングも可能に
既存ハイエンドマイコンのSTM32H7でもAI処理は可能だったが、STM32N6ではさらに複雑なモデルを実行できるようになった。例えば、1人の人物の顔認識やモーター制御ならSTM32H7で十分だったが、STM32N6では複数人のリアルタイムモニタリングや、AI処理とモーター制御の同時実行などが実現するという。 今回の新製品発表にあたってSTが開催したプレス向け説明会では、STM32N6を用いた画像認識のデモを紹介した。ハンドサインを作ってカメラの前にかざすと、その形を認識して手の周りに「peace(ピース)」「palm(手のひら)」などと表示する。手を大きく速く動かしてもリアルタイムで追従し、表示を維持していた。
EE Times Japan