「ブラック企業」なぜ社会問題化?/背景と改善策は
ブラック企業について1042件の電話相談
ブラック企業の集中取り締まりの一環として行われた「無料電話相談」では、1日で1042件の相談が寄せられました。相談内容は「賃金不払残業(サービス残業)」の相談が最も多く556件、次に長時間労働・過重労働で414件、パワハラが163件でした。相談が多かった業種では、製造業、商業(小売・卸売など)が目立ちました。 具体的には「毎日15~16時間働いている。月150時間を超える残業をしているが手当がつかない。休日も休めない」「売上が悪いと上司に叩かれる」「毎晩深夜に帰宅し、仮眠をとってすぐ出勤を繰り返す日が続いている。体が心配」「タイムカードを切ってから残業しろ指令が出る」「社長のパワハラで3年間で70~80人も会社を辞めた」などの悩みが寄せられたといいます。