大船渡市中心部にオープンする「魚の駅」でまちに賑わいと活力を
IBC岩手放送
大船渡市の中心部に21日、地元の海産物を扱う新たな施設がオープンします。 その名も「魚の駅」。地域ににぎわいを生み出す水産会社の取り組みです。 【写真を見る】大船渡市中心部にオープンする「魚の駅」でまちに賑わいと活力を (魚の駅プレオープン 音声) 「おはようございます。いらっしゃいませー」「いらっしゃいませー」 大船渡市の中心商店街にオープンする新たな施設「魚の駅大船渡」です。 21日のグランドオープンを前に13日から3日間プレオープンし、期間中、店内は多くの人で賑わいました。 並ぶのは海のまち大船渡ならではの新鮮な魚介類やその加工品。 プレオープン初日のこの日は、大船渡市魚市場などで水揚げされたばかりのマグロやタイ、毛ガニなどが卸値に近い価格で販売されました。 (訪れた人は) 「魚が好きなのでどんなところかなと思って来ました」 (実際来てみてどう?)「すごいきれいな魚、カニ並んでて新鮮だし、お惣菜もすごいし。すごい良いと思います」 施設に併設された食堂では、新鮮な海の幸をふんだんに使ったグルメを楽しむことができます。 (おいしい?)(子ども→うなずく) 「すごいボリュームもあっておいしいです」 (及川剛社長) 「すごい嬉しいですね、ええ」 大船渡市の新たな観光の目玉として期待される施設を経営するのが、市内の水産会社「大力水産」です。 及川剛社長50歳は2005年、30歳の時に個人事業主として開業し、毎日のように魚市場で鮮魚の買い付けを行ってきました。 (及川社長サンマ買いつけの映像) (サンマをチェックする及川社長) (どうですか、きょうのサンマは?)「いいですよ。すごく鮮度がいいです」 開業から2年後には法人化し、会社も順調に成長を続けていた矢先に起きたのが、東日本大震災でした。 会社は大きなダメージを受けましたが、さまざまな支援もあり苦境を乗り越えました。 (及川剛社長) 「あの時厚い補助金をもらって、それで復興した。大船渡でも認知されるような企業に成長しようという強い目標の中でやってました」