埼玉県がコロナ会議 終了後に大野知事が会見(全文2完)学校再開は県単位で判断すべき
自宅療養者が宿泊療養に移行できるめどは?
記者1:ホテルの件でちょっと確認をさせていただいてもいいですか。結局、今、自宅待機中の方が、皆さんがホテル療養に移行できるめどとか見通しは何日ぐらいまでっていうのは付いてないっていうことでいいですか。 大野:今、現時点で自宅療養の方が全てホテルに入ることについて調整に入ってるわけではなくて、まだ残念ながら見通しが立っているっていうことではないんですけれども、ただ、お約束したとおり、5月6日の時点にはその態勢をまず整えたいと。その上で受け入れを進めていきたいと思う。同時並行でも今やっていますけども、というふうに考えています。 記者1:それがまだ、要するにホテルで受け付けが始まってから2週間以上たってるわけなんですけれども、進んでいかない理由というのは、この間のBSのテレビで知事も説明されていましたけども、物理的な理由と、あとはそもそもホテルに行きたがってないっていうような方もいらっしゃるんでしょうか。 大野:一部はおられます。それは自宅療養だけではなくて、病院の方、軽快した方も行かれますけども、その両方でおられます。ただ、そこはそんなに大きな数では正直、ありません。ただ、それと、こちら側のスタッフもきちんと習練させるということも同時にやっていて、埼玉県は北海道、京都、高知と並んで、実はホテルの利用率が高い、つまり運用率っていうんでしょうか、オキュパンシーが高いわけですけれども、そこをもうちょっと高めたいんですが、そこもほかの地方自治体も苦労されてるとおり、われわれもそこには正直、訓練をするっていうのはなかなか難しいんですが、そこは今、本当に促成栽培になってはしまいますが、それでも十全な形でやりたいと思っているので、形を整えているところであります。
人が足りないから進んでいないのか
記者1:一にも二にも受け入れるための態勢づくりということ、人のところが足りてないので進んでないっていう理解でいいですか。 大野:人が正直言うともうちょっといれば、もっと早く進んでます。 記者2:1点、ごめんなさい。ネットカフェ難民の受け入れの関係で、【事前 00:39:33】に今回、行政の網に、セーフティーネットに掛かってなかった方がこれだけいらっしゃったというか、自立支援をしていかなければならない方が今回の事態を受けてキャッチできたっていう面もあるかと思うんですけど、こういった行政の網を抜けてた人がいたっていうところとか、今後はそういった人にどうしていきたいみたいなところがもしありましたら伺いたいです。 大野:自立支援が必要な方が、やはり1人でも少なくなることが大切ですし、例えばNPOとかそういったところも含めて、今後は全体の問題として考えていきたいと思っています。ただ、このネットカフェ難民はイコール、実は自立支援が必要な人だけではありません。ご本人が本当に希望してそこに住みたいという方も正直、相談を受けている中でおられます。なので、これのみならず、より広い枠組みで自立支援が必要な方々、それから特に今回、このコロナウイルス感染症対策で、子供たちの給食の機会が減って食べるものが貧しくなってるということも聞きます。こういった機会に弱い方が最も被害を受けるのは常でありますので、そこは単純に病気に対する対策とかだけではなくて、全庁を挙げてアンテナを巡らせていきたいと思っています。 中日新聞・東京新聞:以上でよろしいでしょうか。 大野:お疲れさまでした。 男性:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】埼玉県がコロナ会議 終了後に大野知事が会見