子どもの保育園が決まらず在宅勤務していますが仕事になりません……。夫の年収が500万円ですが仕事を辞めても親子3人生活していけるでしょうか?
配偶者が専業主婦(夫)のメリット・デメリット
共働きの家庭が多くなった現在、専業主婦(夫)は肩身が狭いと悩む方もいるでしょう。しかし、特に子どもが小さい場合配偶者が専業主婦(夫)だとメリットもあります。特に、お互いの両親、兄弟、姉妹などに育児を手助けしてもらえない場合、夫婦どちらかが子育てに集中したほうが気持ちに余裕ができる場合もあるでしょう。 その一方でデメリットもあります。本項では、配偶者が専業主婦(夫)の場合のメリット・デメリットを紹介します。 ◆専業主婦(夫)のメリット 専業主婦(夫)最大のメリットは、配偶者控除を受けられるので年金や社会保険料を個人で払わずにすむ点です。年収500万円の場合、配偶者控除は38万円です。 子どもが小さい頃は、保育園に預けても病気で休みがちで、仕事が思うようにできないケースも珍しくありません。欠勤や早退が続くと、務めている本人もストレスがたまります。 仕事時間を確保しようと保育料以外に病児保育や民間のベビーシッターを何度も利用すれば、その費用で給与の大部分が消えていく場合もあります。それならば、配偶者の扶養に入って控除を受けながら子育てに集中したほうが、気持ちに余裕もできて子どもとしっかり向き合える場合もあるでしょう。 ◆専業主婦(夫)のデメリット 配偶者が専業主婦(夫)になるデメリットは、収入が減って家計に余裕がなくなることです。特に、共働きを前提として子どもが生まれる前に住宅や車などをローンを組んで購入している場合、片方の年収がなくなると支払いが家計を圧迫する場合もあるでしょう。 また、子どもが大きくなれば教育費がかかるので、小さい頃に頑張って貯金したいと思っても、年収500万円ではまとまった額の貯金は難しいケースもあります。 このほか、せっかく築いたキャリアがなくなってしまうのもデメリットです。子育てに慣れたら短時間だけ単発のアルバイトをする、パートで職場復帰を試みるなど少しずつ働いてみるのも一つの方法です。