【予算3000円】おしゃれな食卓が叶う基本の5枚はこれ!|“センスがいい人”になりたくて Vol.1
④ “漆風じゃない”のがポイント。〈Standard Products〉のお椀
続いてお椀です。 お椀の代名詞といえば赤い塗りのお椀。本来は漆なので高価ですし、安価で赤い漆風に仕上げたものの多くは赤の色がビビッドすぎて現代のモダンな食卓に馴染まないのでは…という気がしています。 3桁プライスで高見えするのはなんだろうと探したところ、あえて塗りは諦め木肌感を感じるこちらを選びました。またまた登場。〈Standard Products〉の《木製汁椀ブラウン350ml》。 深みのあるブラウンカラーの仕上げと、高台(脚の部分)が低く全体にころんと丸みのあるフォルムがかわいらしいと思います。
お茶碗とお椀を並べた時にもサイズ感もしっくりきてますね。 ここまで読んでくださった方は気づいているかと思いますが、今回、いかに「真っ白以外でシンプルを選ぶか」がポイントになっています。 あえて白ではなくグレーの大皿を選び、小皿も真っ白ながらブルーのラインを効かせたものを選び、お茶碗も広い意味では白系ではあるものの陶器の質感や削ぎも模様というさりげない細工のあるものを選ぶ。 もちろん白い食器はなんでも合わせやすく万能です。私自身も白い食器をたくさん使っています。ただ、白の色味や質感によって選び方が難しく、実は目利きが必要になるものです。 クオリティの高いものこそ誤魔化しの効かない白を選ぶべき、反対にプチプラこそ「白で失敗」の罠があるんです。予算が限られている時こそ、思考停止で「とりあえず白」で選ばず、質感やデザインを少し工夫したものをチョイスするのが大切かなと思います。
⑤ ごはんが美味しそうに見える翡翠色。〈Standard Products〉のどんぶり
最後に。普段の食卓で欠かせないアイツがまだ残ってますね。お皿でもお茶碗、お椀でも盛り付けできない料理といえば、麺類や丼ものではないでしょうか。うどん、そば、ラーメン、丼もの。日常でなんだかんだ食卓にのぼることの多いメニューに、包容力あるどんぶり欲しいですよね。
どんぶりもお茶碗お椀と同じく3桁プライスで垢抜けたものを選ぶのが非常に難しかったのですが、困った時に頼りになる〈Standard Products〉で見つけました。《美濃焼 Sleek Dish50 おこのみ丼》。 どんぶりってどちゃーっと重いものが多い中で軽いのも助かります。 ここはあえて翡翠色のカラーをチョイス。何よりこの色ってごはんが美味しそうに見えるんです。ほら、きつねうどんもお店みたいでそそられるルックスしてるでしょう?
3000円で叶える基本の5枚で、食卓を手軽に美しく
以上、全部で税抜き2836円。税込みで3119円。ごめんなさい、実は税込だとちょっとだけはみでちゃいました。そこはギリギリの戦いだったので多めにみてください(汗)。 3000円で毎日の食卓のベーシックを5皿揃える。一つ一つはもちろん、テーブルの上で全て組み合わせてもおしゃれに見えるようコーディネートしてみました。プチプラだってかわいいは作れる! の精神で厳選に厳選を重ねてセレクトしましたがいかがでしたでしょうか(息切れ気味)。 かわいい食器で日々の食事の時間が少しでも充実しますように。 お役に立てたら嬉しいです。 Have a nice day!
text&photo_Yukiko Sugano