企業や官庁で仕事納め 激動1年、年の瀬も忙しく
多くの企業や官公庁が27日、2024年の仕事納めを迎えた。今年は元日に石川県能登半島で震度7の地震が発生。翌1月2日には、羽田空港で日航機と海上保安庁機が衝突し、激動の幕開けとなった。能登は9月に豪雨被害にも見舞われ「二重被災」から暮らしの再建を進めている最中。経営を巡り大きな動きがあった企業などでは、社員らが慌ただしい年の瀬を過ごした。 能登半島地震で被災した石川県輪島市の市役所周辺は、地面が隆起していたり、道が裂けていたりと今も爪痕が残る。 疑惑告発文書問題で揺れた兵庫県庁に27日、斎藤元彦知事は登庁せず、職員らは淡々と働いた。不信任決議を受け失職した斎藤氏が、11月の出直し選で返り咲いた波乱の1年。 羽田空港での衝突事故のほか、乗務員の飲酒を巡る不祥事などもあった日航は、年末の混雑ピークを控えた26日、サイバー攻撃の被害に遭って対応に追われた。 経営統合に向け、協議入りを23日に発表したホンダと日産自動車。業績が悪化している日産の関係者は「早く具体的な動きを期待している」と話した。