球界が”震撼”…まさかの“格差トレード”を経験した大物(4)巨人のレギュラーがライバル球団へ
近年のプロ野球では、以前より交換トレードが活発的に行われるようになった。一般的には同等の実績を持つ選手同士で行われるが、過去には、実績に大きな差がありながらも行われたいわゆる“格差トレード”と呼ばれる例が存在する。そこで今回は、格差トレードで移籍した大物選手を紹介する。
仁志敏久(巨人→横浜)
・投打:右投右打 ・身長/体重:171cm/80kg ・生年月日:1971年10月4日 ・経歴:常総学院高 - 早稲田大 - 日本生命 ・ドラフト:1995年ドラフト2位 読売ジャイアンツの主力選手として活躍していた仁志敏久は、11年間在籍したチームを離れ、活躍の場を新天地に移す決断をした。 1995年ドラフト2位(逆指名)で巨人に入団した仁志。ルーキーイヤーから定位置を掴み、114試合出場、打率.270、7本塁打、17盗塁の活躍で新人王に輝いた。 その後も1999年から4年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、中心選手として活躍。2004年には137試合に出場し、打率.289、自己最多の28本塁打、60打点をマークした。 ところが、2006年は打撃不振もあって64試合と出場機会が激減。同年オフにトレードを志願すると、小田嶋正邦+金銭との交換トレードが実現し、横浜ベイスターズへの移籍が決まった。 移籍初年度は137試合に出場し、打率.270、10本塁打とまずまずの数字を記録。翌2008年も及第点の成績を残したが、2009年は再び不振に苦しみ、同年限りで退団となった。
ベースボールチャンネル編集部