FW内野航太郎が決勝弾を決めた(Koyo KODAMA/GEKISAKA)

　関東大学サッカーリーグ1部の延期分3試合が10日に行われた。暫定首位の筑波大は流通経済大との茨城ダービーに3-2で競り勝った。 　開始6分にDF安藤寿岐(3年=鳥栖ユース)のゴールで先手を奪うなど、前半は筑波大が支配してゲームを進めたが、後半に入ると流経大も交代枠と使いながら盛り返しをみせる。 　すると後半21分にFW大氏凛州(3年=JFAアカデミー)のダイビングヘッドがポストに当たって跳ね返ったこぼれ球をFW清水蒼太朗(3年=流通経済大柏高)が押し込んで同点。同26分にはMF松永颯汰(3年=静岡学園高)のアシストから大氏が決めて、流経大が試合をひっくり返す。 　しかし前節の明治戦に続くホームでの連敗を避けたい筑波大は後半39分、相手GKのミスを見逃さなかったFW小林俊瑛(2年=大津高)の大学リーグ初ゴールで同点とすると、同42分にはMF田村蒼生(4年=柏ユース)のクロスからFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)が豪快なヘディング弾を叩き込み、再逆転に成功した。 　2試合少ないながらも筑波大を勝ち点2差で追う明治大は、日本大との上位対決に2-1で逆転勝ちした。前半10分にMF大久保帆人(2年=前橋育英高)に先制弾を許したが、同23分にMF熊取谷一星(4年=浜松開誠館高/東京V内定)が同点弾。さらに同37分にはMF島野怜(3年=仙台育英高)が逆転弾を決めた。 　中央大は国士舘大に2-1で勝利した。後半39分にFW東川続(4年=四国学院大香川西高)にPKを決められて同点に追いつかれたが、同アディショナルタイム5分、DF岡崎大智(1年=FC東京U-18)がこぼれ球を押し込む劇的弾を決めた。 【第6節延期分】 [日本大学アスレティックパーク稲城 サッカー場] 日本大 1-2 明治大 [日]大久保帆人(10分) [明]熊取谷一星(23分)、島野怜(37分) [筑波大学第一サッカー場] 筑波大 3-2 流通経済大 [筑]安藤寿岐(6分)、小林俊瑛(84分)、内野航太郎(87分) [流]清水蒼太朗(60分)、大氏凛州(71分) 【第11節延期分】 [中央大学多摩キャンパスサッカー場] 中央大 2-1 国士舘大 [中]加納大(49分)、岡崎大智(90分+5) [国]東川続(84分)