移籍大成功!? 早くも新天地で輝く欧州日本人(5)日本代表では序列ダウンも…。世界最高峰で奮闘
欧州主要リーグの2024/25シーズンが開幕して2カ月が経過し、夏の移籍が正しかったかどうかの答えが出始めている。今回は、ヨーロッパでプレーする日本人選手を対象に、特に新天地での活躍が目立っている選手をピックアップして紹介する。※各データは11月6日時点の『transfermarkt』を参照。
DF:菅原由勢 生年月日:2000年6月28日 所属クラブ:サウサンプトン(イングランド) 24/25リーグ戦成績:9試合1得点1アシスト 菅原由勢は今年夏にオランダのAZからイングランドのサウサンプトンに加入し、すぐにレギュラーの座を獲得した。 AZで成長を続けた菅原にはイタリアの名門インテルも興味を示していたが、最終的にサウサンプトンを選択した。プレミアリーグ開幕戦から起用され、第3節のブレントフォード戦では技ありのボレーシュートで移籍後初得点を記録し、レギュラーに定着した。 しかし、チームは開幕からスタートダッシュに失敗し、菅原は国内リーグで強豪だったAZ時代とは異なる守備的な戦いを強いられ、思うように得点に絡めない状況が続いた。 第7節のアーセナル戦では失点に直結するミスで批判にさらされると、第8節レスター・シティ戦では相手のファウルを受けて負傷交代。その影響で第9節のマンチェスター・シティ戦を欠場し、プレミアリーグの連続出場は8で止まった。 しかし、第10節のエバートン戦で復帰した菅原は、チームの救世主となった。途中出場でピッチに立った同選手は、85分に右サイドからのクロスでアダム・アームストロングの決勝点を演出し、プレミアリーグ初アシストを記録した。 まだAZ時代のような絶対的な存在とは言えないが、プレミアリーグ10試合目で初勝利を手にしたサウサンプトンにとって、菅原の活躍は貴重であり、今後ますます重要な選手へと成長する可能性がある。
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