英紙選出「世界最高女子選手トップ100」ボンマティが2年連続1位 長谷川唯ら日本勢4人がランクイン
英紙ガーディアン(電子版)は7日、24年度「世界最高女子選手トップ100」の全順位を発表。スペイン代表MFアイタナ・ボンマティ(26=バルセロナ)が2年連続で1位に輝いた。日本代表(なでしこジャパン)からはMF長谷川唯(27=マンチェスターC)が最上位となる21位にランクインした。 同ランキングは100位から段階的に発表され、この日最後に残っていたトップ10を発表。今年のバロンドールも2年連続で受賞していたボンマティが昨年に続き1位をキープ。米バスケットボールNBAのスター選手だったデニス・ロッドマン氏の娘としても知られる米国代表FWトリニティ(ワシントン・スピリット)が前回50位から5位に急浮上。今夏のパリ五輪で金メダルを獲得した米国代表メンバーからトリニティを含め最多5人がトップ10入りを果たした。 日本代表からは長谷川を含めDF熊谷紗希(ローマ)、MF谷川萌々子(ローゼンゴード)、MF宮沢ひなた(マンチェスターU)の4人がランクイン。長谷川は昨年40位から21位まで浮上。同紙は「世界が彼女の才能を認めるまでにそう長くはかからないだろうがシティー(マンチェスターC)への移籍が、そのプロセスを加速させた」と紹介。なお、長谷川は日本代表で唯一最終候補に入った今年のバロンドールでも26位にランクインしていた。 長谷川の他には熊谷が81位、谷川が85位、宮沢が98位にランクイン。熊谷は昨年80位からほぼ変わらず。宮沢はケガで長期離脱していた影響もあり昨年26位から大幅ダウンとなった。 そして19歳の谷川は今回が初のランクイン。今季は期限付き移籍したローゼンゴードでボランチながら得点王に輝く快挙を達成。同紙は「24年にブレイクしたスターの一人。彼女の技術レベルは素晴らしく、ボール扱いが巧みでペナルティエリアに侵入する能力があり、ゴールセンスを持っている。(来季の)バイエルン・ミュンヘン復帰は非常に興味深いものになるだろう」と紹介。来シーズンのさらなる活躍に注目していた。 ≪ガーディアン紙が選ぶ世界最高女子選手トップ10≫ 1位MFアイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) 2位FWキャロライン・グラハムハンセン(バルセロナ/ノルウェー) 3位FWソフィア・スミス(ポートランド・ソーンズ/米国) 4位FWカディジャ・ショー(マンチェスターC/ジャマイカ) 5位FWトリニティ・ロッドマン(ワシントン・スピリット/米国) 6位MFリンジー・ホラン(リヨン/米国) 7位FWバーバラ・バンダ(オーランドプライド/ザンビア) 8位FWサルマ・パラリュエロ(バルセロナ/スペイン) 9位FWマロリー・スワンソン(シカゴレッドスター/米国) 10位DFナオミ・ギルマ(サンディエゴ・ウェーブ/米国)