「ランバン」に新アーティスティック・ディレクター 「ニナ リッチ」や「オスカー デ ラ レンタ」を率いたベテラン
その後、コッピング新アーティスティック・ディレクターは16年に「オスカー デ ラ レンタ」を離れ、インテリアや家具に関するプロジェクトに注力。21年には、オートクチュールを53年ぶりに復活させた「バレンシアガ(BALENCIAGA)」に加わり、22年からはクチュール部門の責任者としてアトリエを指揮していた。
コッピング新アーティスティック・ディレクターは、「(創業デザイナーの)ジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)は先見の明があり、その興味対象と情熱はファッションの枠をはるかに超えていた。私も同様であり、『ランバン』のアーティスティック・ディレクターに選ばれたことを、またアトリエやチームと共にこのアイコニックなメゾンの新たな章を描いていけることをとても光栄に思う」と話した。
同ブランドを擁するランバン グループ(LANVIN GROUP)のエリック・チャン(Eric Chan)CEOは、「ピーターを迎えることができ、大変うれしく思う。その卓越した才能と、好奇心と革新性をもってメゾンのコードを再解釈する能力により、『ランバン』を成功へと導いてくれるだろう」と語った。
シッダールタ・シュクラ(Siddhartha Shukla)=ランバン副最高経営責任者(CEO)は、「ピーターの着任は、フランスの偉大なメゾンの1つである『ランバン』の復興における重要なマイルストーンだ。そのビジョンと厳密な技術、そして世界中のチームの不断の努力により、当ブランドはファッションの新たな境地を開き、美しさと業績を等しく提供できると革新している」と述べた。