昼食に「カップ焼きそば」を食べていたら、同僚に「3食180円の袋麺のほうが安上がりじゃない?」と言われました。用意が楽なのですが、そこまでコストは変わるのでしょうか…?
健康面重視なら手作り焼きそば
次に、健康面も考慮してみましょう。カップ焼きそばは手軽でおいしい反面、塩分が高い傾向があります。例えばカップ焼きそばAの1食あたりの塩分は約5.0グラムです。厚生労働省は、日本人の望ましい1日あたりの塩分摂取量について男性が7.5グラム未満、女性が6.5グラム未満としています。1食で1日の大部分を占めてしまう可能性があります。 一方、蒸し中華麺Aの1食に含まれる塩分は約3.5グラムで、カップ焼きそばより少ないと考えられます。また使用する具材によって栄養バランスを調整できるのがメリットです。 キャベツやにんじん、もやし、ねぎなどの野菜を加えることで、ビタミンやミネラルを摂取できます。たんぱく質の豊富な肉類や海鮮を入れたり卵をトッピングしたりするのも良いでしょう。食材を入れた分コストはかかってしまいますが、栄養面では手作り焼きそばのほうが優れているといえます。
状況に合わせて食べよう
カップ焼きそばと手作り焼きそば、それぞれにメリットがあります。コストを抑えたい場合は手作り焼きそばのほうが良いと考えられますが、忙しいときや手軽に食事を済ませたいときにはカップ焼きそばのほうが便利です。 健康を重視する場合は、手作り焼きそばの具材を工夫し、バランスの取れた食事にするのが良いでしょう。その日の状況や健康状態に合わせて、最適な選択をしてみてください。 出典 厚生労働省 e-ヘルスネット ナトリウム 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版) 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部