「ソフトバンクで一番出しちゃいけない選手」甲斐拓也の巨人FA移籍に高木豊氏が見解! “力は落ちている”と指摘も、「価値は絶対にある」と扇の要を強調
読売ジャイアンツは12月17日、福岡ソフトバンクホークスからFAとなった捕手の甲斐拓也を獲得したと発表した。 【動画】巨人移籍の甲斐拓也について、高木豊氏が独自見解 2010年の育成ドラフト6位でソフトバンクに入団した甲斐は、入団3年目に支配下登録選手に昇格。その後も二軍での生活を送るものの、17年に開幕一軍を勝ち取ると、東浜巨や千賀滉大(現ニューヨーク・メッツ)らとバッテリーを組んで主力として定着する。同年にチームの日本一に貢献し、自身もベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した。 翌年以降もレギュラーとして投手陣を支え、21年には全143試合に出場。侍ジャパンにも定期的に招集され、同年に行なわれた東京オリンピックでの金メダル獲得や、23年のワールド・ベースボール・クラシック優勝も経験した。今オフにFAを取得し、巨人やソフトバンクと交渉し、前者への移籍を決断した。 そんな甲斐の移籍が発表された同日に、横浜大洋ホエールズ(現DeNA)や日本ハムファイターズで活躍した野球評論家の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。「ソフトバンクで一番出しちゃいけない選手は甲斐だと思うよ」と言及しつつ、かねてから報道が出ていた甲斐の巨人入りに関して、次のように見解を示している。 「(通常の)ドラフトで甲斐が入っていれば、ある程度(残留交渉も)好条件になったかもしれない。想像の世界だけど、育成で入っている分だけ(ソフトバンクが)面倒を見てやったじゃないかという見方が働いて、ジャイアンツの好条件を上回れなかった」 そのうえでソフトバンク側の交渉について、「同じチームでやっていた人間だから、改めて話すと言うよりも残るんだったら必要以上のことを言うとおかしくなるし、そこはドライにビジネスとして交渉したほうがいいって考えたと思う」と話している。 今季119試合に出場した甲斐は88安打、43打点、5本塁打で打率.256の成績を記録した。高木氏は「甲斐キャノンと言われた時代よりは、(肩の)力は落ちてるかもしれない」と語りつつも、「(捕手として)価値は絶対にあるよ」と強調した。 巨人の阿部慎之助監督が現役時代に背負った「10」を着ける予定の甲斐。初挑戦のセ・リーグで、どのようなパフォーマンスを披露するのか注目だ。 構成●THE DIGEST編集部
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