北アルプスで遭難相次ぐ 八方尾根で女性が転倒、右手首を骨折 白馬岳でも道に迷い行動不能に
北アルプス八方尾根 名古屋市の女性が転倒
長野県警大町署によると、14日午前、北アルプス八方尾根(約2630メートル)で、名古屋市の公務員女性(57)が転倒した。 同行者が救助要請し、女性は県消防防災ヘリコプターで救助され、松本市内の病院へ搬送された。右手首の骨を折るなど重傷のもよう。 大町署によると、女性は13日に2人パーティーで八方尾根登山口から入山。14日は下山中だった。 信州の山岳遭難の状況一覧(山域別)
北アルプス白馬岳 奈良市の81歳行動不能
大町署によると、13日午後、北アルプス白馬岳の三国境付近(約2750メートル)で、奈良市の無職男性(81)が道に迷い行動不能になった。 本人の救助要請を受け、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動。男性を山小屋に収容した。男性は疲労しているが、けがはないもよう。 大町署によると、男性は、11日に栂池登山口から入山し、13日に下山予定だった。