2024年、アメリカでもっとも影響力のあるインフルエンサー25選
15位→11位
15位 ハサン・パイカー アカウント名:@HasanAbi プラットフォーム:Twitch フォロワー数:270万人 33歳のハサン・パイカーは、きわどい文言で政治情勢を解説した、時に物議を醸す長尺ストリーミングで厚い支持層を獲得(ダン・クレンショー下院議員に関する「風刺のきいた」発言は、共和・民主両方から怒りを買った)。AOCことアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員やValkyraeなど、あらゆる面々とのコラボレーションも果たしている。「ネット上で前向きな価値観を示せば、それがプラスに働いて、同じことをみんなに真似させられる。それが俺の哲学だ」と本人。「それこそが、自分のやろうとしていることだ」-EGP 14位 ジェイク・シェイン アカウント名:@octopusslover8 プラットフォーム:TikTok フォロワー数:310万人 24歳のジェイク・シェインは2023年の始めごろまで、タコ料理のレビューを投稿していた。だが箱舟で有名な預言者ノアをクラブの用心棒に見立て、ボストン茶会事件を抹茶に置き換えた歴史寸劇を投稿し始めたところ、100万人のフォロワーを獲得。いつしかグレン・パウウェルと一緒にピラティスをしたり、レネー・ラップと楽屋でつるむ世界の人間になった。だが彼の一番のウリである自虐ネタは健在で、今も人気podcast『Therapuss With Jake』で発揮している。-CTJ 13位 Druski アカウント名:@druski プラットフォーム:Instagram フォロワー数:800万人 Druskiこと29歳のドリュー・デボルドは、コントを投稿し始めてすぐにジャック・ハーロウのオープニングアクトを務め、ドレイクの「Laugh Now Cry Later」のミュージックに出演した。だが爆発的人気のきっかけになったのは、次のスターを探すレコードレーベル社長を演じたInstagramのコントシリーズ『Coulda Been Records(ヒットするはずだったのに)』で、チャンス・ザ・ラッパーやアイス・スパイスなどのミュージシャンをも虜にした。今年秋には、コメディアンやラッパーを集めたCouldaフェスをアトランタで立ち上げ、DJフレッシュとともに共同司会を務める予定だ。-SC 12位 Plastique Tiara アカウント名:@plastique_tiara プラットフォーム:TikTok 購読者数:1160万人 「私はドラァグクイーンである前に、コンテンツクリエイターなの」と言う27歳のPlastique Tiaraは、リアルタイムで女装プロセスを紹介するジェンダーを越えた驚愕コンテンツで一躍有名になった。本人いわく、「私は別人格を作り上げているの」。『ル・ポールのドラァグ・レース』出場歴をもつベトナム人スターがコロナ禍に立ち上げたTikTokのアカウントは、ドラァグクイーンが女装を披露するという新たな実験場の先駆けだった。彼女がインターネットコンテンツに新風を吹き込んだことで、「ソーシャルメディア・クイーン」という新ジャンルが誕生した。-TM 11位 アンソニー・ファンターノ アカウント名:@theneedledrop プラットフォーム:TikTok フォロワー数:290万人 ファンの間では「インターネット界でもっとも多忙な音楽オタク」と呼ばれる音楽評論家、アンソニー・ファンターノのチャンネルは、もともと地方の公共ラジオ系列局の番組だった。やがて38歳のファンターノは、TVの「嘘くさくてつまらないパーソナリティ」とは対照的なYouTubeコミュニティの盛り上がりぶりを目にし、ラジオからYouTubeに乗り換えた。ケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』やタイラー・ザ・クリエイターの『IGOR』をはじめとする彼のアルバム評論は、数百万回の閲覧記録を達成。インターネット上でも話題を呼び、アーティストたちからも反響が寄せられている。-SC