2024年、アメリカでもっとも影響力のあるインフルエンサー25選
5位→1位
5位 デューク・デニス アカウント名:@dukedennis プラットフォーム:TikTok フォロワー数:550万人 デューク・デニスは従軍中、空き時間にNBA 2Kをプレイしていたが、当時は職業になるとは思いもしなかった。だが、やがて未来の超スーパースターはYouTubeに動画を投稿すれば稼げることを知った。現在30歳のデニスはとくにTikTokでのフォロワー数が多く、女性を魅了するイケメンとして10代の少年たちから神のように崇められている。一方で今も数百万人の購読者を抱えるYouTubeでは、ニューヨークの街角で行われるストリートバスケの動画や、スーパーボウルの舞台裏のレポート動画を投稿している。 4位 ナラ・スミス アカウント名:@naraazizasmith プラットフォーム: フォロワー数:900万人 22歳のナラ・スミスは店頭に並ぶ商品をいちから手作りするTikTok動画を投稿し、わずか1年で数百万人のフォロワーを獲得した。熱烈なファンを抱える一方で、夫のモルモン教信仰や子どもの名前(ランブル・ハニー、スリム・イージー、ウィムジー・ルー)、知名度の低いクリエイターのネタをパクった疑惑など、たびたび議論の的にもなっている。歌うようなアテレコ、ビジュアル映えするキッチン、グラムファッション系のクローゼットはミームのネタにされ、細かくイチャモンを付けられてきたが、本人はひたすら我が道を行っているようだ。-SC 3位 MrBeast アカウント名:@MrBeast プラットフォーム:YouTube 購読者数:3億800万人 家を無償で提供したり、手術代を肩代わりしたり、YouTuber同士を金目当てで争わせたり。どっきり動画クリエイター、MrBeastことジミー・ドナルドソンは、今もなおインターネットの歴史に足跡を残し続けている。26歳のMrBeastは今年7月、YouTube史上最多となる購読者数3億人を突破したクリエイター第1号に輝いた。一般人に大金を提供し、反応を撮影するのをメインとしたどっきり手法の動画、「人道コンテンツ」なるまったく新しいジャンルを生み出したのも彼だ。やらせ感の強い慈善活動の倫理や信憑性、なんでもありのコンテンツ、生まれ故郷ノースカロライナ州に及ぼした影響、論議を呼んでいる撮影クルーの労働環境など、話題は尽きない。だが本人は博愛主義を貫く姿勢を崩さない。最近投稿したどっきり動画が集中非難を浴びる中、本人は「これは君の仕事じゃない、政府の仕事だと怒り出す人もいる」とツィートした。「理想的には、問題を解決する人間がYouTuberじゃないほうがいい。だけど僕は、何もせずにただ傍観するようなことはしたくない」-SC 2位 レット&リンク アカウント名:@GoodMythicalMorning プラットフォーム:YouTube 購読者数:1870万人 レット・マクローリンとチャールズ・リンカン・ニール3世は、ウェビー賞も受賞したYouTubeのトークショウ『Good Mythical Morning』の司会者。食レポや化学実験、セレブリティのゲスト出演など、無礼講なバラエティコーナーで有名なコンテンツだ。ともに46歳の2人は小学校からの大親友で、クラスの盛り上げ役だった。「1年生の時、僕らが仲良くなったきっかけが悪ふざけだった。一緒に笑い合える友だちとはずっと仲良くいられることを証明したくて、今も悪ふざけを死守している」と、ローリングストーン誌にも語っている。かれこれ18年間、ひょうきんな小学生からクリエイター界の巨人に成長した2人は、7つのアカウントで3000万人以上の購読者を抱え、飛ぶ鳥落とす勢いの制作会社Mythicalを運営している。「インターテイナー」を自称するお笑いコンビは、ばかばかしいインターネットの笑いを追求し、人気podcastやバラエティ番組、ライブイベントを次々世に送り出す一方で、次のインターネットを担う才能を手塩にかけて育成している。-CTJ 1位 カイ・セナ アカウント名:@KaiCenat プラットフォーム:Twitch 購読者数:1270万人 2021年にTwitchを始めてからというもの、22歳のカイ・セナは影響力を存分に発揮している。閲覧件数は数百万回を超え、「rizz」「gyatt」といった流行語を生みだし、タイラや21サヴェージ、ケヴィン・ハートといったスターをゲストに招いては、数時間にわたるゲーム実況で機知に富んだおしゃべりを繰り出す。今のところTwitchでは最多購読者数を誇っているが、現実世界でも注目の的だ。昨年プレイステーション5の本体を無料配布すると言って、マンハッタンのユニオンスクエアに集まるようフォロワーに呼びかけた際には、瞬時に数千人が大挙して押し寄せて数人の負傷者を出した(暴動を起こした罪で起訴されたが、本人は後に謝罪して損傷器物の代金を弁償し、起訴は取り下げられた)。ファンの大半を占める10代の若者に女性蔑視やアンチホモなジョークを垂れ流ししている、と非難する人もいるが、彼の影響力の大きさは否めない。膨大なフォロワー数について本人は、「まだまだ満足はできない」と情報サイトComplexに語っている。「でも今こうして波に乗っている状態は、悪くない気分だ」-SC
Rolling Stone