ゴールドマンが7億ドル調達、ヘッジファンドと共同投資へ
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループの資産運用部門は、ヘッジファンドやプライベートクレジット会社と共同投資する新しいファンドのために約7億ドル(約1100億円)を調達した。
新ファンド「ユニオン・ブリッジ・パートナーズI」は、外部の運用会社のネットワークと連携し、各社が投資先として強く期待するアイデアに資金を配分する。ゴールドマンが21日発表した。
このクローズドエンド型ファンドは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの3400億ドル規模のエクスターナル・インベスティング・グループの一部で、既に調達資金の40%を投資した。
ユニオン・ブリッジのプログラムを率いるフィリップ・パローン氏は発表文で「パブリック、プライベート市場のどちらでも、企業に柔軟な資本ソリューションを提供するため、外部マネジャーと提携する機会が大幅に増えている」と説明した。
最近のゴールドマンの調査では、対象のヘッジファンドマネジャーの35%が、投資家に共同投資をオプションとして提供していると回答した。この傾向を後押ししているのは、ヘッジファンドを取り巻く厳しい資金調達環境であり、ヘッジファンドは共同投資を手数料を上乗せするための手段と考えている。
ゴールドマンは、機関投資家、ファミリーオフィス、富裕層顧客を含む投資家から資金を調達した。同社によると、ファンドは既に北米と欧州のホスピタリティー、フィットネス、ソフトウエア、音楽などの分野の企業に資金を提供している。
原題:Goldman Sachs Raises $700 Million to Co-Invest With Hedge Funds(抜粋)
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Liza Tetley, Nishant Kumar