侍ジャパン・森下翔太、中大カルテットでプレミア12連覇に自信「牧さんは大きい存在かなと思います」
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦う野球日本代表「侍ジャパン」は8日、チェコ代表との強化試合(9、10日)に向けてバンテリンドームで公式練習を行った。森下翔太外野手(24)=阪神=は、この日からチームに合流した牧秀悟内野手(26)=DeNA=ら中大出身メンバーでの大暴れを誓った。 フリー打撃のラスト28球目、力いっぱい振り抜いた打球はバンテリンドームの外野フェンスを越えた。準備は万端。森下は高ぶる気持ちを抑えるように切り出した。 「全員がいい役割を果たして勝てればいいのかなと思います」 連覇を目指して13日に初戦を迎えるプレミア12に向けた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」の強化試合。力みなぎる理由がある。この日から日本シリーズに出場した4選手が合流し、全28戦士が顔をそろえた。その中には主将としてチームを26年ぶりの日本一に導いた牧もいた。中大時代の2学年上の先輩で、井端ジャパンの初陣となった昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップではともに日の丸を背負って大会連覇を果たした。 「試合になったらすごく頼りになる。牧さんがいてくれたら試合も楽に進められる。大きい存在かなと思います」 さらに今回は昨秋も名を連ねた1学年上の捕手の古賀(西武)に、牧と同期の外野手の五十幡(日本ハム)も加わって中大カルテットを形成。4人が在学していた20年のプロアマ交流戦では、森下&牧のアベック弾などで巨人2軍に20―7で大勝したこともあり「久しぶりに(中大のメンバーと)できるんですごく楽しみ」と声を弾ませた。 「全員が集まったという感じで、緊張感が少しずつ出てきたのかな」 昨年のWBC制覇に貢献した岡本和(巨人)、村上(ヤクルト)らがけがで不在の中、森下と牧には中軸として大きな期待が懸かる。〝前哨戦〟から中大旋風を巻き起こし、大会連覇への機運を高める。(柏村翔)