ブレない疲れない!ゼブラの最新型ボールペン「ブレンU」の進化ポイント【今日のライフハックツール】
あまりそこに気付いている人はいないけど、一度気付いてしまうとどうしてもイライラさせられるのが、ノック式ボールペンのペン先ブレです。 ブレない疲れない!ゼブラの最新型ボールペン「ブレンU」の進化ポイント【今日のライフハックツール】 紙にペン先が当たる度に発生する微細な“カチャカチャ”というブレは、ノック式の構造上どうしても避けづらいもの。ですが、細かな文字を書くときの書き出し位置が微妙にズレるなど、気にし出すと細かくストレスが溜まります。 独自のブレンシステムを搭載することで、そのペン先ブレを解消したのが、2018年に発売されたゼブラ「ブレン」でした。 筆記中の不快な“カチャカチャ”を解消したことによって、筆記安定性は大きく向上し、板書などで長時間書き続けても疲れにくいペンとして現在でも人気のボールペンです。 そしてこの夏、シリーズ初となる新型油性インクを搭載し、軸も大幅にリファインされた「ブレンU」が登場。「ブレン」ファンの注目を集めています。 その新インクの性能とは?軸のどこが変わったのか? その辺りを中心に見ていきましょう。 【「ブレンU」はこんな人にオススメ!】 ボールペンのペン先のブレが気になる どんなノートでも安定して書けるボールペンが欲しい スルスルと滑らかに書けるペンが欲しい ▼こちらもオススメ!
新しくなってもやっぱりブレない、超安定の書き心地
ゼブラ「ブレンU」は、2024年8月29日に発売(一部の店舗では7月先行発売)の新しい低粘度油性ボールペンです。 ラインアップはボール径0.5mm/0.7mmの2種類で、インク色は黒のみとなっています。 もともとの「ブレン」に見覚えがある方であれば、まずはルックスの違いに気付かれるのではないでしょうか。 凹凸の少ないシンプルさという要素は同じですが、軸は従来よりぐっと細く(Φ11.8mm→Φ10.4mm)、口金を金属化。ノックノブもクリップ一体型ではなくなりました。外見だけで言えば、これまでの「ブレン」とは完全に別物といった感じです。 それだけ変化したルックスの中でも、特にポイントとなるのがクリップまわりでしょう。 従来「ブレン」のプラ製クリップは板厚が薄く、折れやすいことは文具好きの中で知られていました。なんせ、クリップ破損を防ぐ金属製のガードパーツがサードパーティーから発売されていたぐらいです。 そこで新しい「ブレンU」は、クリップそのものが金属製になって、折れる心配がほぼゼロに。 さらにコイルバネを内蔵し、洗濯ばさみのようにガバッと大きく開くことで、厚手の手帳カバーでも挟みこむことができるようになりました。これは従来からの「ブレン」ユーザーとしてはとてもうれしい改良と言えそう。 大きく変化した外見に対して、内部でブレを抑制するブレンシステムの効果は、ほとんど変わりありません。 口金先端でリフィルを固定してペン先ブレを防ぐ「ダイレクトタッチ」機構に加え、口金の重量で低重心化して筆記ブレを抑え、押し込まれたノックノブが勝手に動かないよう固定。筆記に関する全体のノイズを減らす試みは、従来通りしっかり効いています。 見た目でやや戸惑ったとしても、ひとたび手にとって書けば「あ、これは間違いなく「ブレン」だ!」と感じられるはず。 特に30分以上の連続筆記をすると体感しやすいのですが、微振動がほとんど手に伝わらない筆記感は、ボディ剛性の高い高級車の乗り心地に近い快適さです。