スーパー店頭にも、もうすぐ-新米の等級検査スタート JA京都福知山支店
JA京都福知山支店は9日から、新米の等級検査を始めた。京都府福知山市報恩寺の佐賀ライスセンターでスタートし、農家12軒が持ち込んだコシヒカリ、キヌヒカリ計約1300袋を、審査員がじっくりと見定め、1~3等と規格外に分類した。スーパーなどで米の品薄状態が続くなか、新米がたくさん店頭に並ぶ日も近い。 ライスセンターには、30キロの米袋が農家ごとに積み上げられ、検査員が玄米を取り出し、粒の形や病害虫の有無などを目視で確認。水分計で含水量も測るなどして、状態を見極めていった。 検査をした同支店職員の森田勇斗さん(27)は「カメムシが多く発生し、心配していましたが、しっかり防除されていて、被害はそこまで大きくなさそう。猛暑による乳白米は、今年も多そうですが、総体的には例年より米の状態は良いと思います」と話していた。 同支店管内では、約3万1650袋の出荷を見込む。検査は旧市域の計14地域で、10月中旬まで行う予定にしている。 またJA京都にのくに管内でも検査は始まっていて、市内では下豊、大江、夜久野、三和、中六人部の5地域で10月30日まで検査をする。