マクドナルドの「てりやき」、お肉はビーフじゃなくてポークです 朝マックとはまた別物、理由を聞きました
マクドナルドの人気メニュー「てりやきマックバーガー」。ハンバーガーのパティといえばビーフが定番ですが、実はてりやきにはポークパティが使われています。しかも、朝マックで使われているソーセージパティとは別物だといいます。理由について取材しました。
発売は1989年
マクドナルドの「てりやきマックバーガー」が誕生したのは1989年。 「日本の人たちにマクドナルドをもっと身近に感じてもらえる商品を」と検討する中で生まれました。 考案したのは、アメリカのマクドナルド本社の専属シェフであり、チキンマックナゲットの生みの親であるルネ・アレン氏。 ブリや鳥のてりやきなど日本食におなじみの「てりやきソース」に目をつけ、リンゴ・ピューレをベースに日本人の嗜好に合わせたソースを開発しました。 期間限定で販売が始まるやいなや、たちまち大人気商品となり、わずか2カ月後にはバーガー類では初の日本限定レギュラーメニューに。 これを機に「メニューは世界中どこでも同じ」というマクドナルドのルールも変更されます。 ヨーロッパやアジアなど、各国で現地の食文化に合わせた商品開発が進められるようになり、世界的な経営戦略にも影響を及ぼすことになりました。
パティはポーク
そんなてりやきの新商品が、5月29日から期間限定で販売されています。 「香ばし醤油マヨたまごてりやき」に「旨辛 チーズてりやき」、そして「ガーリックバターてりやきチキン」。 夜マック限定で「ごはんてりやき」と「ごはんてりやきチキンフィレオ」、朝マック限定で「てりやきマフィン」と、朝から晩までてりやきを楽しめるラインナップです。 そんなてりやきのパティ(チキンを除く)、実はビーフではなくポークが使われています。 「牛肉などさまざまな具材にかけて試食し、その中でいちばん相性が良かったポークをパティに選んでいます」 そう話すのは、日本マクドナルド広報部の担当者です。