【RIZIN】デビュー戦の桜庭大世と戦う矢地祐介「なめてんのか! MMAの厳しさ教える」
格闘技のRIZINファイティング・フェデレーション(FF)は20日、「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを次の通りに発表した。 ▼ヘビー級(-120キロ)MMA5分3R 上田幹雄 VS キム・テイン ▼ライト級(-71キロ)MMA5分3R 矢地祐介 VS 桜庭大世 ▼フェザー級(-66キロ)MMA5分3R YA-MAN VS カルシャガ・ダウトベック ▼ボクシングに準じたルール ライアン・ガルシア VS 安保瑠輝也 MMAデビュー戦となる桜庭和志の息子、桜庭大世(26)との対戦が決まった矢地祐介(34)が憤りの表情を見せた。会見でまず「10年目の大きい大会に出場できることをとてもうれしく思います」と話すと、そこからは不満が次々に口をついて出た。 「うれしいけど試合が決まったことは、相手がデビュー戦というところで、すごく複雑な気持ちになりまして。せっかく前回、日本の若手筆頭のパトリック選手をなんとか倒して、もう一回、上という気持ちだったところにオファーだったので。すごくがっかりしたし、悔しい気持ちもありました」と本心を吐露。 さらに「僕もいい年齢になってきて、こういう若手との試合というか、相手をしないといけない立場になったので、そういうのを重々承知していますし。大みそかっていうこともあって、こういう有名な選手の息子さんみたいな話題性のあるカードが必要なのもわかってますし、僕自身PRIDE大好きだったんで、そんなPRIDEの真ん中の桜庭和志選手の息子さんと試合できるというのはうれしいんですけれども、複雑な気持ちです」とも話した。 そして「どうやら桜庭さん陣営からの指名? 名指し? 『矢地くんどうかな』みたいな話が僕の耳に入ってきて」と対戦決定の裏側について言及すると「なんだそれ! なめてんのか! と。ちょっと待てと。まあまあなめられがちな僕ですけれども、こうしてもう15年くらいプロでやって。良い時も悪い時もありましたけども第一線で活躍してきている自負はあるので。その俺を名指しするとはまあまあ、なかなかなめてるなと。っていう風に思ったのが正直な気持ちです」と話し「組み技のスキルもまああるみたいですし、デビュー戦といえ何してくるかわからない、どんなポテンシャルを持っているかわからないんでしっかり気を引き締めて戦いたいと思いますけど、本当に矢地はちょっと怒ってるぞっていうことを皆さんに伝えたいと思います。当日はいい試合をするつもりなんてなくて、MMAの厳しさをしっかりと教えてたたきつぶしたいと思っています」と宣言した。 〈既出カード〉 ▼RIZINフェザー級王座戦5分3R 王者・鈴木千裕 VS 挑戦者クレベル・コイケ ▼フェザー級MMA5分3R 久保優太 VS ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ▼ヘビー級MMA5分3R 貴賢神 VS エドポロキング