出でよ、ノトス、ボレアース、エウロス! テスラが身にまといしギリシアの神々、SEMAショー2024で世界初公開!
テスラのモデル3、モデルY、モデルS向けアフターマーケットアクセサリー市場は、『Unplugged Performance』などのアメリカ企業がしのぎを削る激戦地だ。しかし今、台湾のチューナー『Custuning』がこの競争への参入に名乗りを上げ、SEMA ショー2024で世界初公開する、それぞれギリシャの神々にちなんで名付けられた、その3車種のテスラ用ボディキットをプレビューした。 『Custuning』のボディキットのラインアップは、南風の古代神である『Notos(ノトス)』と呼ばれるモデルYのアップグレーパッケージから始まる。ノトスはスピードとパワーの象徴としてふさわしいと表現されている。 フロントエンドのアップグレードでは、モデルY用に新しいバンパーを製作、目立つスプリッターを備えるほか、よりアグレッシブなボンネットもデザインされ、新しいサイドスカートも確認できる。リヤには大胆なディフューザーと大型のリップスポイラーが見てとれる。足まわりには、軽量鍛造ホイール、8ピストンフロントブレーキキャリパー、調整可能なエアサスペンションなど、同社の他のパフォーマンスパーツが多数装備されるという。 モデルS については、冷たい北風、嵐、冬を象徴するギリシャ神にちなんで『Boreas(ボレアース)』と呼ばれるパッケージをプレビューした。これはカーボンファイバー構造で、アグレッシブさを数段階上げているという。モデルYキットよりもはるかに大胆で、カスタムスプリッター、エアロダイナミック スカート、リヤの新しいフィンを装備しているのが特徴だ。同社によると、ダウンフォースが強化されるとのことだが、具体的な詳細は明らかにされていない。また、ワイドボディキットも開発中だ。 ラインナップ最後を飾るのは、東風の神にちなんで名付けられたモデル3用の 『Eurus(エウロス)』キットだ。先のボレアースと同様に、モデル3に同様のデザイン言語をもたらし、カーボンファイバーの要素を多数使用して、よりシャープでアグレッシブな外観を実現している。 これら3台の実車は、2024年11月3日に開催予定の世界3大カスタムカーの祭典、『SEMAショー2024』にて展示される。
APOLLO