福知山城を光と音で幻想的に彩る「イル未来と」19,20日開催 プロジェクションマッピング、お化け屋敷、竹灯ろうなど
光と音のイベント「福知山イル未来と2024」が19、20両日、京都府福知山市の福知山城公園、ゆらのガーデンを会場に開かれる。人の動きに合わせて光が反応するプロジェクションマッピング、福知山城を舞台にしたお化け屋敷「キャッスルホラーナイト」、ストリートピアノの設置などがある。事前予約不要で入場無料。 府、市、一般社団法人福知山青年会議所(JC)でつくる実行委が主催。福知山商工会議所青年部共催。 両日とも午後6時から9時までで、ゆらのガーデンでは、都市圏で活躍し、空間演出などを手掛ける制作会社ピクセルエンジンの三谷正代表が体感型のプロジェクションマッピングを実施する。 城公園内にキッチンカーなどが並ぶお楽しみブースは、19日が午後1時から、20日は午後6時からスタートする。
19日はホラーナイト
19日午後5時30分からゆらのガーデンで点灯式があり、福知山JCが60周年記念事業で制作したキャラクター「ふくちゃま」の着ぐるみがお披露目される。キャッスルホラーナイトも同日限定で実施。2部制で、1部の子ども向けの「ちびっと怖いホラーナイト」が午後4時から6時まで、2部の大人も楽しめる「本気で怖いホラーナイト」が6時から9時まで。 両部とも午後1時から市佐藤太清記念美術館横窓口で整理券を販売する。1部が200円で先着100人、2部が500円で先着300人となる。
20日は竹灯ろう
20日は福知山城エリア全体に竹灯ろうを設置する「光の回廊」で、幻想的な光の空間を創出するほか、昇龍橋前の広場にストリートピアノを設置し、城を背景に自由に演奏ができるようにする。
フクレルも特別開館
同公園内にある福知山鉄道館フクレルは両日、夜間特別開館とライトアップをする。時間は午後5時から9時まで。特別開館時間のみ入館無料。 イベントについての問い合わせは福知山JC内の実行委事務局、電話番号(23)2123へ。
子らがブドウのドリンク開発・販売
会場では20日、福知山市内の小学1年生~5年生の9人が、三和町産のブドウを使って自分たちで考えたオリジナルドリンクを販売する。サイダーで割ったぶどうサイダー、牛乳と組み合わせたぶどうオレの2種類を計約70杯ほど用意。子どもたちが販売にも立ち、「たくさんの人に来てほしい」と呼びかけている。 市内のフリースクール「子どもが決める学校レジュケイション」(大西逸生代表)による「ドリンク開発&販売プロジェクト」の取り組み。子どもたちに日常ではなかなかできないことに、楽しみながら挑戦してもらおうと企画し、参加者を募って9月下旬から動き出した。 小学生たちはレジュケイションが活動で使う夕陽が丘の丘老人施設などで、ドリンクの開発に取り組み、三和町の丹波ほっこり農園から仕入れたブドウを使ったジュースを考案。カフェの運営経験がある福知山公立大学生らも協力して準備を進めてきた。 カップのラベルには子どもたちが描いたイラストを使っている。 三和町産のブドウから抽出したジュースは味も香りも濃厚で、子どもたちがいろいろな割り方、組み合わせを試し、一番おいしかった2つを商品化した。当日は午後5時から、フクレル横のスペースで、180ミリリットル入りを税込み400円で販売する。 子どもたちは販売、接客の練習もして準備万端。店長を務める四方千仁君(六人部小3年)と池口稜君(同)は「おいしいジュースを飲んで、三和のブドウのおいしさをいろんな人に知ってほしい」「カラフルでおしゃれなジュースになっています。見た目と味を楽しんで下さい」と話している。