アウディ RS 6 アバント GTが北米に上陸、日本導入はいつ?
RS 6 アバントシリーズの頂点を極めるモデル
2024年7月8日(現地時間)、アウディAGは世界限定660台の「アウディ RS 6 アバント GT」がアメリカ市場に上陸したことを明らかにし、カリフォルニアの美しい自然の中の画像を公開した。「アウディ RS 6 アバント GT」は2024年2月に発表され、2024年第二四半期よりデリバリーが開始されるとアナウンスされていたが、いよいよ北米市場でも販売が開始される。日本での販売はまだ明らかになっていない。 【写真はこちら】カリフォルニアの美しい自然の中を走るナルドグレーの「アウディ RS 6 アバント GT」。(全6枚)
限定車「アウディ RS 6 アバント GT」の源流をたどると、1989年登場のレーシングカー「90クワトロ IMSA GTO」と、2020年に製作された「プロジェクト RS 6 GTOコンセプト」にそのDNAを見ることができる。 1989年登場のレーシングカー「90クワトロ IMSA GTO」は、クワトロ、ハイパワーな5気筒エンジン、センセーショナルな外観で、1980年代末に北米のレーストラックを席巻した伝説のモデル。 一方、「プロジェクト RS 6 GTOコンセプト」はクワトロ誕生40周年を記念して、2020年にネッカーズルム工場の研修生グループ12名によって製作されたスペシャルモデル。研修期間中の才能あふれる若者の手によって、「90クワトロ IMSA GTO」からインスピレーションを得て製作された。 この「90クワトロ IMSA GTO」と「プロジェクト RS 6 GTOコンセプト」から着想を得て開発された「RS 6 アバント GT」は、まさにRS6アバントシリーズの頂点を極めるモデル。 そのパワーユニットは、アウディが「ネクスト パフォーマンス」と称する4L V8ツインターボで、最高出力は630ps、最大トルクは850Nmに到達。これはカタログモデルのRS 6 アバント パフォーマンスより、さらに30ps、50Nmもハイパワーとなっている。 駆動は最新鋭のクワトロシステムで、足回りには先進の可変コイルスプリング、アジャスタブルコイルオーバーサスペンション、ハイパフォーマンスタイヤ、専用スポーツディファレンシャルがおごられ、最高速は305km/h、0-100km/h加速は3.3秒と公表される。 「アウディ RS 6 アバント GT」は世界限定660台が生産されるが、日本導入はまだアナウンスされていない。
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