半導体大手キオクシア、12月中旬に上場へ…時価総額は7500億円規模
半導体大手キオクシアホールディングス(HD)の東京証券取引所への上場が12月中旬になる見通しとなった。東証は、22日にも上場の計画を承認する。時価総額は従来の見込みより少ない7500億円規模になると想定している。 【図解】一目でわかる…キオクシアを巡る出資の構図
主要株主の米投資ファンドのベインキャピタルと東芝は上場に伴い、保有する株式の一部を売却する見通し。キオクシアは、上場により最大991億円を調達できると見込んでおり、主力とするメモリー半導体の生産設備の資金に充当する。
キオクシアは8月に東証へ上場を申請していた。早ければ10月の実現を目指していたが、半導体市況の回復の遅れなどから延期。今月8日には、上場が承認される前に投資家への説明を進められる「承認前提出方式」を国内で初めて採用し、金融庁へ有価証券届出書を提出していた。