ヤンキースがカブスから19年MVPベリンジャーをトレード獲得 ジャッジは右翼起用へ 鈴木誠也にも影響?
ヤンキースがトレードでカブスからC・ベリンジャー外野手(29)を獲得したと17日(日本時間18日)、米スポーツ専門局「ESPN」のJ・パッサン記者ら複数の米メディアが報じた。 同記者によると、通算24登板のリリーフ右腕、C・ポティート投手(30)がカ軍に移籍。ベリンジャーの来季以降の年俸2750万ドル(約42億2000万円)のうちカブスが計500万ドル(7億7000万円)を負担するという。500万ドルのうち250万ドル(3億8500万円)はベリンジャーの25年の年俸に充てられ、残りの250万ドルは26年に選手側がオプションを行使しない場合のバイアウト、または行使した場合の年俸に充てられるという。ドジャース時代の19年にMVPに輝いたベリンジャーは契約が2年残っており、25年以降はオプトアウトできるようだ。 ヤ軍は今オフ、メッツにFA移籍したJ・ソト外野手を失った一方、ブレーブスからFAとなっていたM・フリード投手を8年総額2億1800万ドル(約331億円)で獲得するなど積極的な動きを見せているが、右翼を守っていたソトに加え、一塁手のリゾもFA。一塁と右翼をこなせるベリンジャーは補強ポイントに合致していた。「USAトゥデー」のB・ナイチンゲール記者は「ヤンキースではベリンジャーが中堅を守り、ジャッジが右翼を戻す」と自身のXで伝えた。今季はワールドシリーズでドジャースに敗れたが、来季はジャッジ、スタントン、ベリンジャーの新「ブロンクスボンバーズ」で覇権奪還を狙う。 来年3月18、19日に東京でドジャースとの開幕シリーズを戦うカブスの中で今オフ、ベリンジャーは鈴木誠也外野手(30)とともに放出がうわさされていた。カ軍は23年打点王のK・タッカー外野手をアストロズから1対3のトレードで獲得。外野はハップ、クルーアームストロングとそろっている状況だ。今回のベリンジャーのトレードで鈴木放出の可能性は薄まったように見えるが、本人が外野起用を望む一方で来季もDH起用される可能性が高まっている。
報知新聞社