藤沢市、市民ポータルサイト「ふじまど」の構築に「Salesforce」を活用
神奈川県藤沢市は、「Salesforce」を活用して市民ポータルサイト「ふじまど」を構築した。セールスフォース・ジャパンが1月6日に発表した。 藤沢市は「ふじまど」のサービス開始に伴い、「ふじさわID」の利用を開始した。「ふじさわID」はマイナンバーカードを活用したデジタルIDで、各プラットフォーム間で共通のIDとして機能し、さまざまなサービスへのアクセスを可能にする。 また、同市は行政と都市のデジタル化を推進しており、2022年に「藤沢市DX推進計画」を策定した。この計画の一環として、デロイト トーマツ コンサルティングの支援を受け、「Salesforce Platform」を活用してデジタル市役所の基盤となるデジタルプラットフォームの構築を2024年4月から進めている。 「ふじまど」は、市民と市役所をデジタル空間でつなぐデジタル市役所サービスだ。オンライン申請、オンライン予約、情報発信などの機能を備え、住民向けの顧客関係管理(CRM)プラットフォームとして機能している。 住民向けには、アカウント作成、オンライン申請・予約、申請・予約の確認機能、疑問解決プラットフォームへのアクセス機能が提供されている。職員向けには、申請・予約手続き、説明画面作成、申請・予約情報管理、住民へのメッセージ通知機能が搭載されている。 今後は、妊娠・出産・子育てに関するオンライン手続きを拡充し、特別保育予約システムとの連携を進める。また、1月からは公共施設予約システムとの連携や障がい者サポートページの公開も予定している。