510万円! 話題のトヨタ「ランクル300」 最安仕様は何が違う? 中古で800万円超え…!? まもなく受注再開の噂も!
14年ぶりにフルモデルチェンジした「ランドクルーザー」
2021年8月2日に日本で発売されたトヨタ「ランドクルーザー300」。 当時は先代200系から14年ぶりのフルモデルチェンジということでも大きな話題となりました。 一方で人気すぎたゆえに2022年7月に受注停止となり、2024年10月現在でも停止となっています。 そんなランドクルーザー300ですが、エントリーモデルは510万円からと今考えればお買い得な価格設定ですが、どのような仕様だったのでしょうか。 【画像】「えぇぇぇぇ!」これが新型「ランクルミニ!?」です!(57枚)
1951年8月にランドクルーザーの歴史は幕を開けました。 当時は、強力なエンジンを備えた4輪駆動車の「TOYOTA BJ型」として誕生。 以降70年以上にわたり、それぞれの時代で「お客様をはじめ、このクルマに関わる様々な人々に安全と安心をお届けすること」を目指して開発されてきました。 新たに登場したランドクルーザー300は、「継承と進化」、「運転しやすく、疲れない」というテーマで刷新。 具体的には「信頼性・耐久性・悪路走破性は進化させつつ継承」や「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現」という部分を踏まえて、フレーム構造は踏襲しながらもTNGAの考えに基づき、従来よりも約200kgの大幅な軽量化を実現した「GA-Fプラットフォーム」を新たに採用するなど、長年にわたる技術の積み重ねと最新技術を融合しました。 さらには 悪路での耐久性と時代のニーズに対応するために「操舵アクチュエーター付パワーステアリング」や「電子制御ブレーキシステム」、「リヤトルセンLSD」、「マルチテレインセレクト」、「マルチテレインモニター」など様々な新機能も採用しています。 パワートレインは、「3.5L V6ツインターボ ガソリンエンジン」と「3.3L V6ツインターボ ディーゼルエンジン」という2種類のエンジンに10速ATを組み合わせています。 また「GR SPORT」グレードでは、世界初の電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」や、「電動デフロック(フロント)」を採用するなど、ランドクルーザーシリーズのフラッグシップモデルとして相応しい仕様となっています。 そんなランドクルーザー300ですが、当初のグレードならび価格は以下の通りでした。 ーーー 【ガソリン車】 <5人乗り> GX:510万円 <7人乗り> AX:550万円 VX:630万円 GR SPORT:770万円 ZX:730万円 【ディーゼル車】 <5人乗り> ZX:760万円 GR SPORT:800万円 ーーー このようにエントリーモデルは、510万円といまのご時世において、スペック・機能、そしてブランド力の観点からは「お買い得モデル」と言われるほどです。 では、510万円のGXとはどのような仕様なのでしょうか。 まず外観では基本的に大きな違いはありません。明確にわかりやすい部分では、LEDフロントフォグランプがGXのみオプションです。 その他、タイヤ&ホイールが挙げられ、GXでは265/65R18(シルバー塗装)が装着されます。 一方でZXでは、265/55R20(スーパークロームメタリック塗装)を装着するなどの違いがあります。 内装では、シートの素材がZXやGR SPORTは本革、AXがスエード調ファブリック、GXはファブリックです。 またメーターでは 他にはリヤヒーターコントロールパネルがGX以外で「サテンメッキ」を採用。 ルームランプ/フロント&リヤパーソナルランプは、GXだけフロントシートのみに。またドアカーテシランプはGXだけリフレクター装着(他はLED)など、細かな部分で違いがあります。 最後に発売当初大きな話題となった盗難対策機能の指紋認証スタートスイッチがGXのみオプションとなっていました。 このように細かな装備上での違いはあるものの、基本的なパワートレインスペックなどは同じです。 そういう意味では、エントリーモデルといえどGXはまさしくランドクルーザーと言えます。 ※ ※ ※ 2024年10月現在、中古車市場ではいくつかのGXが掲載されていますが、値段表記されているものでも800万円前後となっており、モデリスタエアロを装着している個体では1000万円を超えるなど、その人気の高さが伺えます。 一方で巷の噂では、2024年年末または2025年年初に「ランドクルーザー300の一部改良&受注再開が行われるのではないか」と言われています。 果たして、長い間受注停止となっていたランドクルーザー300の動向に動きがあるのか。またエントリーモデルの価格は改定されるのか。 ランドクルーザーファンのみならず、多くのユーザーが注目しています。
くるまのニュース編集部