大阪府・吉村知事が定例会見4月1日(全文5)宣言出れば外出や興業自粛など要請か
10万円をこっちの財源に充てよう
その財源どうするのっていうのを考えたときに、今、国で、まだ方針決まってないですけど、例えば1人10万円の現金補助をしようとか、いろんなものを配ろうというふうになってる、国民全体に配ろうというふうにやってるんだけど、それをちょっと待てと。僕も含めて、僕なんか1円も収入減りませんから。報酬30%カットしてますけどね。1円も減らないです、このコロナで。ここにいる職員も、仲間なので言うのはちょっと心苦しいんですけど、収入は減りません。当然、来年以降は人事院勧告で、いわゆる、比較で民間と同じになりますけど、今日あす収入が減るわけじゃないですよ。生活保護受給者だってそうですよ。年金の受給者だってそうです。コロナによって収入が減るわけじゃない。今までの生活はそれで生活してたわけですから。 じゃあその人たちに10万円配るんじゃなくて、こっちに10万円のほうの財源に充てていこうよと。例えばですけど、公務員の数は全国で330万人です。生活保護者は210万人。500万人ですよ。10万円だったら5000億円。5000億円の財源生まれるやんかと。年金受給者だったらたぶん人口の約3割ぐらいだと。ちょっとこれはうろ覚えですけど3割ぐらいだと思うので、じゃあそれだと3000万人かな。3000万人から4000万人。4000万人ぐらい。4兆円ですよ、そうすると。その4兆円の財源、10万円配るんだったら、やっぱりこっちの社会のために犠牲になったほうに配るべきじゃないのっていうのが僕の考え方。僕が総理大臣だったらそうするけどね。そういう権限ないし、しょぼい政治家なので難しいかもしれないけど、僕はそうじゃないかなと思う。
4月中に府独自でなんらかの補償制度をつくるのか
1つの考え方で10万円配って、それ経済対策として、経済を活気付けるためにやるという側面があるのは分かっているので。ただ、でも今こうやって消費も冷え込んでる中で、それはどこかの段階で考えるとして、経済対策をやるとしても、やっぱりここでぐっとダメージを受けたところにお金借りてくださいというのも1つの選択肢ですけど、名指しで知事とかに言われたところについては、やっぱりちょっと一定の補償というのはやるべきだし、財源の生み出し方として、無尽蔵に財源があれば、じゃあ国民の皆さんに全員10万円配って、みんなで使いましょうよと。それからこっちもやりましょうと言いたいけど、じゃあおまえ財源どうすんのって言われたら、僕は財源をそういうところから引っ張ってきたらいいんじゃないかなと思っています。 朝日放送テレビ:お考え、よく分かりました。ごめんなさい、もう1つだけ確認ですけど、府独自のお話は、そうするとクラスターの発生したところの名前を公表したところについては、少なくとも4月中には府独自でなんらかの補償なりインセンティブ制度をつくると。それ以外の全体的な補償については国に要望していくと、こういう整理でいいですか。 吉村:そういう整理でいいです。府のやつも国に言っていますからね。クラスターのは国でもやるべきだと思っていますが、国がやらなかったとしても府独自でやります、これは。府の職員、ちょっと嫌がってるけどやります。ただ、全体の補償はちょっと府の財政では無理です。 朝日放送テレビ:よく分かりました。ありがとうございます。 司会:前の。すいません。ちょっとこっち先。はい。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月1日 全文6に続く