布団がムシムシ、ベタベタ...。真夏の眠りの悩みは寝具を見直して解決!
夜中でも25度超え。エアコンをつけたままにしていても、布団が蒸し暑くて眠れない...そんな人も多いのでは? 【画像で見る】ひんや~り! 暑がりさんにおすすめの快眠アイテム そこで今回は、快眠セラピストの三橋美穂さんに、快適に眠るための寝具選びのコツを教わりました。 快眠にはまず適切な室温の設定が欠かせませんが、その次に大事なのは体のまわりの環境。汗で寝具がベタついて、蒸れているのはNG。寝具を見直すと、昨夏より格段に眠れますよ! ▶︎教えてくれたのは 三橋美穂さん 快眠セラピスト。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決した経験を持つ、睡眠環境のオーソリティー。睡眠に関する講演や執筆活動など幅広く活躍中。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(三笠書房) ほか多数。 * * * ■寝具やパジャマの衣がえで夏の睡眠が変わる 洋服のように、寝具も衣がえをしていますか? このひと手間で夏の睡眠の質が変わります。 「布団の中の温度は約33℃、湿度は50%前後が最も快眠できるといわれています。冷房をかけて寝ても、汗をかいて体が蒸れると、布団の中の温度と湿度が上がり、途中で目が覚めてしまいます。体の蒸れを防ぐために、梅雨に入る前くらいから敷きパッドを夏用に衣がえして」と、三橋さん。 また、長袖・長ズボンのパジャマで蒸れを感じるようなら、パジャマの素材をコットンなどの通気性のいいものに替えるのも手。「背中の風通しをよくすると、より気持ちよく眠れるようになります」 特に、暑がりさんにおすすめのアイテムは、涼感パッド。 涼感アイテムの多くは使い始めの肌触りが冷たく気持ちがいいので、暑くて寝つきが悪い人は活用してみるとよいですね。ただし、冷房を使うとだるくなる人は温度変化に弱いので室温や着るもので調整しましょう。 ■この夏のおすすめ敷きパッド3選 ■洗える麻パッドで夏の夜も気持ちよく! 背中が蒸れにくく、肌触りがなめらかな麻素材を表面に使用。薄手で乾きやすいので、夏の間、何度も洗濯しながら気持ちよく使えます。 洗える本麻パッドシーツ・敷きパッド IY-2404 (シングル) ¥26,400/昭和西川 ■120×50cmのコンパクトサイズ。昼寝にもピッタリ マットについたファンがマット内に籠もった熱や湿気を排出。さらりとした肌触りをキープして、蒸し暑い夜の睡眠をサポートしてくれます。 ちょいマットSOYO AX-BS630 ¥12,800/アテックス ■ひんやり涼しさを感じる生地が心地いい! ストレッチ性があり、肌触りがよく、体を動かすと涼しく感じる生地は、肌にひんやり気持ちがいい。底つき感を軽減するため、中わたの繊維を使ってクッション性アップ。 ひんやり敷パッド (シングル) ¥2,990/無印良品 ■抱き枕に手作り保冷パックも。もっと涼しく眠れる秘策がたくさん! ■おすすめは抱き枕! 背中の熱を逃がして涼しさアップ 背中の通気性を高めるのに役立つアイテムの一つが抱き枕です。抱き枕を抱えて横向きに寝ることで背中に風が通り、蒸し暑さが軽減します。体の重さが分散されるのでリラックス効果も期待できます。 ■接触冷感カバーつき。横向きがラクになるフィット感 三橋さんプロデュースの抱き枕。横向き寝をするときに、腕と肩がラクになる幅と高さを追求した設計&フィット感にこだわったそう。 快眠セラピストが考えた抱きまくら EC220 ¥7,590/昭和西川 ■寝苦しいときは、頭を冷やして脳の温度を下げて 寝苦しいときや考え過ぎて眠れないときに実践していただきのが、頭を冷やして脳の温度を下げること。おすすめは簡単に作れる小豆保冷パック。冷凍庫で冷やして頭に当てれば脳がクールダウンして快眠に。 ■簡単便利! 小豆保冷パックの作り方 1. 巾着 (100円ショップなどで売っているものでOK!) などの小袋に小豆250gを入れる。 2. 冷凍庫で冷やしておく。 ■夏の快眠をサポートするワザあり新商品 ■話題のCBDオイル入りのアイピローでぐっすり快眠 自律神経に作用して睡眠の質が向上するといわれる、麻の茎や種子から抽出されるCBDオイルを練り込んだアイピロー。 CBDオイルインタオルスリープマスク ¥3,278/ヤギ ■枕に専用保冷剤をセットして脳からクールダウン 脳を素早く冷やすためのアイスパックポケットを搭載した枕。直接頭皮に触れずに、頭部を冷やして快眠! ブレインスリープ ピロー パーフェクト クール ¥36,300/ブレインスリープ * * * さっそく「抱き枕」(使い古した授乳クッションで代用)を実践。思いのほか快適に眠ることができてうれしい驚きでした。皆さんもぜひお試しを! イラスト/ちばあやか 編集協力/山本美和 文/さいとうあずみ