巨人ドラ1・石塚裕惺ら新人4選手、栃木のスポーツ科学施設で自主練習…回転軸や打球速度測定
プロ野球ドラフト(新人選手選択)会議で指名された栃木県内出身などの4選手が21日、エイジェックスポーツ科学総合センター(栃木市沼和田町)で自主練習を行った。 【写真】花咲徳栄高・石塚裕惺内野手
参加したのは、巨人ドラフト1位の石塚裕惺選手(埼玉・花咲徳栄高)、育成2位の堀江正太郎投手(文星芸大付高)、ロッテ育成3位の長島幸佑投手(佐野日大高出身、富士大)、オリックス育成3位の上原堆我投手(花咲徳栄高)。
選手たちは同施設の最先端機器で投球時の回転軸や変化量、打球速度などの数値を測定したほか、同施設のスタッフで元巨人の星野真澄さんや、国民スポーツ大会(旧・国民体育大会)のやり投げ成年男子で2連覇中の小椋健司選手らもサポートに入り、けが予防のためのストレッチを行った。
投手陣は、星野さんから「体のコンディションは日によって変わる。力の入れ方をコントロールすることが大事」と説明を受け、腹筋やブリッジなどのトレーニングにも取り組んだ。
練習後、堀江投手は「今までは感覚でやっていたが、(投球が)具体的に数値として出ると分かりやすい。こういう施設を使えるのは本当にありがたい」と話した。長島投手も「自分はデータを気にするタイプなので、オフシーズンに通って(投球を)より良くしたい。動作一つを取っても、いろんなアプローチがあると知ることができたので、とても勉強になった」と充実した表情だった。