【平和島ボート BTS横浜開設17周年記念】尾嶋一広 転がり込んだ絶好枠から当地初Vだ
ボートレース平和島の6日間シリーズ「BTS横浜開設17周年記念」は18日、5日目に準優勝戦が終了。19日の12Rで優勝戦が行われる。 尾嶋一広(37=兵庫)は準優勝戦10Rを2コースから差し切って優勝戦1番乗り。なお準優3戦は10Rで松田大志郎が4着、11Rの近江翔吾は転覆失格(帰郷で最終日欠場)、予選トップ通過だった12Rの実森美祐も転覆失格(選手責任で賞典除外)と得点率1~3位の1号艇が全て敗退。そのため、4位通過だった尾嶋にファイナルの絶好枠が転がり込んだ。 「水面のせいなのか、プロペラが合っていないのか。凄く乗りにくい」と操縦系に課題を残すものの「足自体はいいところにいる。行き足なんかはいい。スリットでやられることはないと思います」。2連対率が約50%と高い相棒の64号機はパワフル。6強メンバーに入っても足負けはない。 兵庫と言えば吉川元浩と共に同支部のエース格として君臨した魚谷智之が17日に引退することが分かった。「僕が選手として出てきたころ、魚谷さんは全盛期で近寄りがい部分もあった。でも、飲みにも何度か行かせてもらった。真面目だけど気さくな人でした」と大先輩を振り返った。 「優勝して魚谷さんに電話します」と気合十分で臨むファイナル。ポールポジションからのVチャンスは逃せない。メイチの逃げで平和島初&1日の尼崎G3サッポロビールカップ以来となる今年2回目の優勝を飾る。