キンドリル、AWS環境の設計、構築、運用を包括的に支援する「Kyndryl Developer Services」を発表
キンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は6日、日本の顧客向けに、Amazon Web Services(AWS)クラウド環境の設計、構築、運用を包括的に支援するプラットフォーム「Kyndryl Developer Services」を発表した。 Kyndryl Developer Servicesは、設計済みの構成テンプレートを活用してAWSクラウド環境を構築できる開発者向けのポータルが用意されており、マネージドサービスとして提供し、11月から開始する。 AWS環境の設計、構築、運用を包括的に支援するプラットフォームとして、開発者が要件を選択していくだけでクラウド環境を簡単に構築できる、DevOpsポータルを提供。ITインフラの深い知識やスキルがなくても、アプリ開発環境やITインフラの自動構築が可能となり、ITインフラのための負担を軽減できることで、開発者は開発業務に注力できる。ポータルを活用して情報の集約や選別を行うことにより、開発者や運用者の認知負荷を軽減し、業務の効率化や利便性の向上を図れる。 さらに、キンドリルが国内およびグローバルで培った知見やスキルを生かして開発した、設計済みの構成テンプレートを提供。テンプレートは、AWSが提供する金融リファレンスアーキテクチャー日本版を基に設計されており、金融業界で求められるセキュリティと可用性に関するベストプラクティスを利用した高い安全性を確保する。また、テンプレートを用いることでITインフラの標準化が可能となり、ITシステム全体の効率化に役立つ。今後は、順次テンプレートのラインアップを拡充していき、さまざまな業界ニーズに対応していく予定としている。 マネージドサービスとして、最先端の技術や最新のセキュリティについてのスキルや知見を持つキンドリルのエンジニアが、DevOpsポータルやテンプレートの利用を支援するサービスを提供する。 キンドリルは、AWSとのグローバルな戦略的パートナーシップに基づき、ミッションクリティカルなシステムを30年以上にわたり支えてきた経験を生かしながら、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドの運用に関するスキルや知見を強みとして、AWSを活用したサービスの提供を推進していると説明。これにより、Kyndryl Developer Servicesを利用する顧客は、AWSのIT資源を最適なコストで利用することができ、さらに、すでにキンドリルが提供しているさまざまなクラウドサービスを利用することにより、問い合わせ対応、運用作業支援といった業務を支援できるとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹