指に装着するマウス「リングマウス3」。手首疲れず、遠隔操作も可能!【今日のライフハックツール】
腱鞘炎や肩こりのリスク要因が大幅に減る!
実際に何日か使ってみての感想を、率直に述べましょう。 使用前の段階で一番懸念したのは、カーソルセンサーの精度でした。カーソルが思うように動かせないとか、動きが速すぎるまたは遅すぎる可能性を案じていたのです。 ですが、これはいい意味で裏切られました。最初のうちは練習が必要ですが、しばらく扱っていると、割とスムーズにカーソルを動かせるようになります。 ただ、一般的なマウスのような細かい動き(たとえば1行分だけ上に動かす)は、なかなか難しいです。もっともそれは、ハードウェア的な問題というよりも、長年使い慣れたマウスとは全く違う方法に慣れていないだけの話です。 また、最初に覚えておきたいコツは力を入れすぎないこと。LボタンやRボタンも同時に押してしまいがちになる恐れがあります。 あとは、やはりドラッグ&ドロップの3秒長押しは、大きなボトルネックです。一般的なマウスなら0秒でできることなので、フラストレーションを感じます。 ただこれは、(説明書にはないですが)Lボタンを押した状態でカーソルセンサーを動かすことで、タイムラグゼロでできることに気づきました。つまり、片方の親指でLボタンを押し、もう片方の親指でカーソルセンサーを操作するのです。いずれにしても、繊細な操作ができるまでには、根気が要ります。 PCで視聴中の動画の遠隔操作も可能に! 逆に、一般的なマウスと比べた明らかな優位点は、腱鞘炎や肩こりのリスク要因が大幅に減ることです。こうした不調に悩んでいた筆者にとっては、大きなアドバンテージ。 そして、PCから遠隔で視聴中の動画の切り替えなどができるのもうれしい機能。それはワイヤレスマウスでもできることですが、いちいち台所までマウスを持っていくのはめんどう。 対して、「リングマウス3」は、指にはめたままですし、その状態で調理や作業も結構できます。もちろんプレゼンのシーンでは、大活躍します。 さらに付け加えるなら、場所を取らないことが大きなメリットとなる場面も。たとえば、混み合ったカフェのカウンター席でノートPCで作業するときは、マウスを置くのもはばかられます。 そんなときは「リングマウス3」の出番です。特にタッチパッドが苦手な人には、ありがたい存在となります。 総合的に見て、従来のマウスが完全に不要になるとまではいきませんが、ドラッグ&ドロップやスクロールを伴わない作業では、重宝できるでしょう。腱鞘炎を予防したい方、プレゼンの機会が多い方なら大いにすすめたいと思います。 今日のライフハックツールをもっと見る>> Source: サンワダイレクト, Amazon.co.jp
鈴木拓也